TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

雨莉

あたしプラネタリウムって初めてだった…すごかったね

千歳くん

…うん

雨莉

…なんか今日、ずっとテンション低い?

セナくん

うわー、あんなカレシやだー

恋さん

それなー

千歳くん

………

明らかに後ろの2人を睨んだ千歳くんはずっと何かを言い出したそうにしている

セナくん

あ、そだ恋センパイ、あっち見に行きましょう、色々売ってました!

恋さん

お!おうっそうだな

雨莉

(…あれ、あの2人うまくいってないんじゃなかったっけ)

気を利かせたのかいなくなった2人の空気間は、いいものだったように感じた

千歳くん

…っあの、さぁ!

雨莉

っわ、びっくりした

千歳くん

ちょっと待って、マジで、お願い、ダサいとか…思わないで

雨莉

…?

暗くてよく見えないが、推しのその顔なのだ、いつもより頬が赤いことに気がついた

雨莉

え、なに、千歳くん?しんどい?

千歳くん

ちげぇし!…そういうんじゃ、なくて

雨莉

じゃあどーしたの笑

特に何も考えずに言った言葉、だった

千歳くん

…っ俺さぁ、思ったより、人をこんなちゃんと…その、大事になるの、初めてみたいで…

千歳くん

ほんとは今も、めちゃくちゃ緊張して……

だから、何を言われてるのかまた簡単に理解できずに混乱する

雨莉

…え?へ、え?なにが?…どういうこと?

千歳くん

…っ言いたくて、ちゃんと

千歳くん

俺…雨莉の…こと……

そこからが言えないようにされているみたいに、千歳くんは口籠る

雨莉

あたしはやはりポカンとして、それから大笑いした

雨莉

っ…あはっ…は…あはははははっ!!!!

千歳くん

っへ

雨莉

まっ…待って、千歳くん…笑い死ぬ…

雨莉

これって"そういうこと"だよね…?笑

雨莉

千歳くんってアイドルで普段から言い慣れてると思ってたよ…笑

千歳くん

う…アイツらにも似たようなこと言われた

手で顔を覆いながら、ふいっと目を逸らす千歳くんは、やっぱり響木センとは違ったふつうの高校生で

雨莉

…そういう、かわいい千歳くんが

雨莉

あたしは好きだよ

千歳くん

あ…う…

雨莉

(言われ慣れてる、はずなのに)

雨莉

(あたしのこんな一言で、こんなに照れちゃうこの人が)

雨莉

(本当に愛おしくてたまらない)

雨莉

あたしは言ったよ、これからも何度だって言う

雨莉

千歳くん、好きだよ、千歳くんは?

千歳くん

…っ、俺、も……雨莉が、…好き……です

顔はほとんど見せてくれないけど、ちゃんと目は合わせてくれた

千歳くん

…っその辺は慣れるまでは、ゆっくり…お願いします……

雨莉

…ていうか、てことはあの告白照れ隠しだったの?

千歳くん

はい…

雨莉

あははっなにそれ

千歳くん

俺マジだせぇ…はあ…

雨莉

ええ、ダサくないよ、かわいいじゃん

千歳くん

そのかわいいってのもやめて…

雨莉

あははっ!かわいい!

芽生

うわ…ほんとにすっごいね

唯兎くん

だねー…もう寒くなってきたし、きれいに見えるころだよ

芽生

あ、そういえば教会?の方まだ行ってない

唯兎くん

あ、ほんとだ

唯兎くん

なんか逆側にも色々あったもんね笑

芽生

うん、行こ?

芽生

お城もライトアップされるのかな

唯兎くん

たしかに、それ知らないや

芽生

…あれ?

唯兎くん

ここだけ明るいね

唯兎くん

…っていうかここ

芽生

待って

芽生

知ってる…ここ……いつでも、挙式できるって…雨でも、夜でも…

芽生

───だから、この空間だけ常に昼間みたいに明るくして、閉鎖してるって…

唯兎くん

…へえ。夢で、見たところ、だね

芽生

うん…私テレビでここ見たんだけど、じゃあもしかしたら…お花畑も見てたのかな

唯兎くん

かもね

唯兎くん

…だから最初の夢の場所はここだったのかな

唯兎くん

俺たちの、"夢"の始まり、だもんね

芽生

…あ、そっか……

芽生

芽生

私、ずっと頭に残ってたの

芽生

お姫様になって…こんなお城で、結婚したいって思ってた

唯兎くん

じゃあ芽生ちゃんが結婚する場所はここだね

芽生

…うん

芽生

相手は、唯兎くんだよ

唯兎くん

唯兎くん

…へ?

芽生

私の王子様になれるのは…唯兎くんだけだって分かったから

唯兎くん

ちょっ、待って待って!なんかすんごい大事な話さらっとされてる!?

芽生

…私が"夢"を見れたのは、唯兎くんがいたからだよ。

芽生

全然違う私たちだけど…ううん、だからこそだと思う

芽生

唯兎くんがいたから、生きる希望も夢も、見つけられて…

芽生

そして現実でも出逢って、十和や雨莉ちゃんたちも含めて、人生が豊かになった

唯兎くん

芽生

ずっと怖がって逃げてごめん

芽生

でもそれでも唯兎くんはいつも私を明るい世界に連れ出そうとしてくれて

芽生

私もちゃんと向き合って…一歩踏み出してみようと思ったの

芽生

ほんとはずっと信じたかった夢の続きを…その"先"を

芽生

唯兎くんとなら、信じられる

唯兎くん

…うん

芽生

もう夢は見れないし、童話の中のお姫様みたいにもなれないけど

芽生

それでも唯兎くんと、常に新しい夢を…未来を、一緒に見続けてたいの

芽生

きっと…これが私の、恋だと思う

芽生

好きだよ、唯兎くん、ずっとそばにいてほしいの。

芽生

いつかここで私がお姫様に、そして唯兎くんが王子様になるために…

芽生

まずは、私と付き合ってください

唯兎くん

…芽生ちゃん!

唯兎くんは、最初に現実で出逢ったときみたいに、ぎゅうっと私を抱きしめた

だけどあのときとは違う、じんわりと感じる幸せがあった

暖かくて、確かな幸せだ

もうあのときのような迷いや不安は、ない

唯兎くん

…ふふ、そっちから告白されちゃうとは

唯兎くん

しかも結婚前提?笑

芽生

…だって、こんなに時間かけたんだもん

芽生

小さい頃からずっと、ちょっとずつ、いっしょに成長してきたでしょ…きっと

唯兎くん

うん

唯兎くん

どんな物語より童話より、俺が芽生ちゃんをお姫様にしてみせるよ

唯兎くん

幸せそうな芽生ちゃんを、1番近くで見てられるのが俺の幸せだから

唯兎くん

いつまでもずっと2人で、こうして夢を見てたい

唯兎くん

…芽生ちゃん

芽生

んー?

唯兎くん

大好きだよ、ずっと。

芽生

…っふふ、うん!

芽生

私も!

〜fin〜

この作品はいかがでしたか?

525

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚