中田 さくら
あ、ブレーカー落ちた!
中田 さくら
えーと、どこだったかな、復旧ボタン…。
中田 さくら
あれ?つかない…。
パチッ、パチッ!
中田 さくら
ついた!よかった〜。…でも、なんか1回余計に押したっぽいな…大丈夫かな?
中田 さくら
まあ、なんともないし大丈夫でしょ!
中田 さくら
やば!もうこんな時間!明日も会社なのに!寝なきゃ
翌日
中田 さくら
今日は早く起きれたなー、ん〜いい気分!
中田 さくら
朝のニュースでも見てから会社行こっかな。
中田 さくら
あー、朝から不幸なニュースだ…。え、待って
中田 さくら
J株式会社って私の勤務先の人じゃん!
中田 さくら
そんな…。
重い気持ちのまま会社に向かった私。案の定、朝礼の時にその話があった。
上司
突然の訃報で驚いていることだろう。
上司
しかも、自殺か他殺かさえも分かっていない。
上司
共に働いていた仲間を失った悲しみはあるが
上司
どうか、めげずに今日も仕事に尽力してほしい。
中田 さくら
(あの人、いつも部署では部下をこき使ってたくせに)
中田 さくら
(こういう時だけいい上司ヅラするのよね、最低!)
帰宅
中田 さくら
なんか、やっぱり気乗りしなかったなぁ。
中田 さくら
…あ!またブレーカー落ちた!
中田 さくら
なんでよ、もう…。はあ、月末になったら電気会社の人にみてもらわなきゃ…
中田 さくら
よいしょ…っと。
パチッ、パチッ!
中田 さくら
また2回…。なんのスイッチを押してるんだろう?
中田 さくら
もういいや。今日は疲れた…。明日はオフだし、いっぱい寝よう…
翌朝
中田 さくら
また、だ。
中田 さくら
しかも、昨日「上司ヅラ」してたあの人…。
中田 さくら
…やった!実験成功!
中田 さくら
これで意図的に遠隔操作して感電死させられる
中田 さくら
「人生offブレーカー」の完成よ!
中田 さくら
キヤャャアァァァァァ!
???
…はい、お疲れ〜
???
人工知能が人殺すなんざ1万年早いわ!ねぇ、鈴木さん?
上司
そうだね。だが、中田さくら、いや実験体139728号は
上司
これから面白くなりそうだ
上司
彼女の電源は、まだ
上司
「ON」にしておけ