「白色」のワンピースを着た君が
「黄色」のたんぽぽ畑で踊る。
俺はその君の姿を
「ピンク」に染まった桜の下で見つめる。
優雅に踊る君を見つめる
君は急に踊りを辞め、声を上げる
俺は君のいるところまで走る。
君の足には「紅色」のラインが引かれている
君が微笑みながら言う
俺はその傷口を舐める。
君は少し肩を上げながら呟く。
まるで身体中の「紅色」を隠すように。
俺の手には冷えた銀色の輪っかが握られている。
俺はそれを君に掛ける。
君は身体中の「紅色」を露わにする。
…そうだ。隠す必要なんてないんだよ。
これは俺が君にあげた
「紅色」で少し「黒色」に濁った
愛のカタチだから。
俺は小さく呟いた。
コメント
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わ、わーお、もうなんかねうん 凄い(語彙力)