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扉を開けた先にあったのは
立ち尽くすCの姿と
血溜まりに沈む 50代の男女の姿であった
野嶋隆
神崎隼也
中村雨音
新城綾香
中村雨音
中村雨音
神崎隼也
中村雨音
新城綾香
神崎隼也は 逃げ惑う中村雨音を追った
私はと言うと、新城綾香と同じく ただ死体と、その2人の姿とを目で追うことしかできなかった
???
そういったCの方に目をやると 明らかに顔面蒼白であった
手も震えている
私は
私はただ、時が過ぎ去るのを待った
神崎隼也
俺は足音を頼りに中村を追った
恐らく 階段を登っていったと思われた
神崎隼也
神崎隼也
神崎隼也
俺は階段を駆け上がり すぐ近くの部屋に入った
神崎隼也
中村雨音
神崎隼也
神崎隼也
神崎隼也
中村雨音
神崎隼也
神崎隼也
神崎隼也
中村雨音の視線は一点に止まっていた
雑然とした、やはり荒れた部屋
その机上にでかでかと 赤い不安になる汚らしい字で書かれていた
その文言
神崎隼也
オマエラノナカニ
中村雨音
アイツラヲコロシタ
中村雨音
ハンニンガ イル
……頭がクラクラする
いま目の前に起きていること
それが意味していること
考えたくはなかった
…………だが、考えるしかない
生きるために
野嶋隆
ようやくそれだけ言った
返ってきた言葉は一つだけだった
新城綾香
そうだ 二体の屍
男性の背中には ナイフが突き立てられている
これは、殺人事件だ
???
???
???
早口に捲し立てた青年は 自分のポケットをまさぐり あるはずのないものを探し続けた
???
???
新城綾香
新城綾香
???
新城綾香
新城綾香
既に落ち着いている新城綾香が ある場所を指した
そのしなやかな指先を辿ると 鎖によって何重にも巻かれてしまっている玄関らしき扉があった
窓は全て 頑丈そうな鉄板で封鎖されていた
到底、出る事は叶いそうにない
野嶋隆
野嶋隆
震える声で私は意見した
Cは情けない顔でひざまずいた
???
???
野嶋隆
???
野嶋隆
新城綾香
野嶋隆
ふと、目がとまる
皆の顔を見回す際に 橘真衣と目があった
彼女の目は、何か
何かを訴えていた
新城綾香
野嶋隆
橘真衣
野嶋隆
そこに階段を降りる音がした
見ると2人の姿があった
野嶋隆
新城綾香
神崎隼也
野嶋隆
そこで私は異変に気がついた
中村雨音はまるで 私達を異境に棲む魔物かのように 見ているのだ
野嶋隆
中村雨音
……やはり変だ
まるでよそよそしい 彼女は出会った時から人見知りはしないタイプのようだった
なのに今は……
新城綾香
中村雨音
新城綾香
中村雨音
神崎隼也
中村雨音
新城綾香
新城の言う通りであった
今の中村は 確実に私達を避けたがっている
???
新城綾香
新城綾香
神崎隼也
野嶋隆
神崎隼也
神崎隼也
そうして私達は階段を上り 上がってすぐの部屋へと案内された
神崎は机上に目配せをした
素直に私はそこへと目をやった……
野嶋隆
新城綾香
橘真衣
???
神崎隼也
???
神崎隼也
???
新城綾香
???
そうとは思えなかった
雑然としているが とても人が隠れられそうにはないほど丸見えだ
確率は、ほぼ0%だ
野嶋隆
野嶋隆
神崎隼也
???
新城綾香
???
新城綾香
???
新城綾香
野嶋隆
新城綾香
野嶋隆
そういう彼女の様子に 私は少し不信感を覚えた
………楽しんではいないか
まさか、彼女は愉快犯なのか?
神崎隼也
神崎隼也
野嶋隆
神崎隼也
いとも簡単に出たその言葉は
とても難解に響き 上手く言葉を呑み込めなかった
???
新城綾香
新城綾香
中村雨音
新城綾香
中村雨音
中村雨音
そして 中村の口から語られた事実
それは予感していた通り
不吉なものであった