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鬼殺隊の柱となった二人は、 戦場で幾度となく共闘した

しかし、

幼い頃のように笑い合うことはなくなった

義勇

無事でよかった

戦いの後、陽は 安堵の表情で義勇に駆け寄る

だが、

義勇は短く「問題ない」とだけ答え、 そっと距離を取った

(どうして?)

(私は昔と変わらないのに)

義勇の冷たい態度に、胸が締めつけられる

彼が人との関わりを苦手にしていることは知っている

それでも、

なぜか彼は自分に対して特に 距離を置くように思えた

ある日、共に任務に出た帰り道

静かな夜風の中、陽は意を決して尋ねた

ねぇ義勇

私、何か悪いことした?

義勇の足が、ぴたりと止まる

義勇

……どういう意味だ

だって義勇は昔と違う

まるで私を遠ざけるみたいに……

義勇は何かを言いかけて、唇を噛みしめた

義勇

お前は俺とは違う

違う?

義勇

お前は誰からも好かれる

義勇

明るくて優しくて……

義勇

俺とは違うんだ

義勇の声は低く、どこか苦しげだった

義勇

俺はずっと一人だった

義勇

錆兎も姉さんもみんな死んだ

義勇

俺だけが生き残った

彼の拳が震えていた

義勇

俺は誰かと並んで歩けるような人間じゃない

(そんなこと……!)

陽は義勇の背にそっと手を伸ばした

そんなこと、

私が決めるよ

義勇が、驚いたように目を見開く

私はずっと義勇の隣にいたいの

昔みたいに一緒にいたい

涙をこらえながら微笑む陽に、 義勇は何も言えなかった

君に触れるその日まで

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