コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
陽の「ずっと義勇の隣にいたい」という言葉は、義勇の心の奥深くに残っていた
何度思い返しても胸の奥がざわつく
義勇
だが、
陽は本当にそんなことを望んでいるのか
自分は陽の隣にいる資格があるのか
___ ___考えても答えは出ないままだった
それからも二人は共に戦い、 時にはささやかな会話を交わした
義勇はまだ距離を取ることもあったが、 陽は変わらずそばにいてくれた
そんなある日、 陽が鬼との戦いで深手を負った
陽
陽
血を流しながらも微笑む陽に、 義勇は強く拳を握りしめる
義勇
気づけば陽の肩を乱暴に掴んでいた
義勇
陽は驚いたように義勇を見つめる
こんなに感情を露わにする彼を 初めて見た気がした
陽
陽
義勇
義勇は苦しげに目を伏せた
義勇
言葉の続きを飲み込み、強く抱きしめる
義勇
陽の温もりを感じながら、義勇は初めて 自分の気持ちを認めた
もう、離れたくない。
陽
陽
陽もまた、そっと義勇を抱きしめ返した
___ ___やっと、君に触れられた