これが、運命だ
りぃ
るぅとくんは、何歳なの?
るぅ
15歳です...
りぃ
同い年だね!
15歳に、見えない...
りぃ
あぁ〜!
りぃ
今15歳に、見えないって、思ったでしょ!
るぅ
ギクッ
りぃ
やっぱり...
睨んでる…
りぃ
まっ、いいけどね!
ニカッっと笑った
りぃ
学校は?
りぃ
学校は、行ってるの?
目を、キラキラさせながら、言った
るぅ
小学校しか、行ってません...
ガッカリさせたかな…
りぃ
へぇー
下を向いた
あーあ、やっぱり…
りぃ
なんで?
るぅ
お母さんが、行かせてくれないので...
りぃ
お母さん、サイテー!
ほっぺたを、ぷくーとした
るぅ
莉犬は、行ったこと無いんですか?
りぃ
うん!ないよ!
りぃ
だから、行きたいんだ!
学校行っても、いいこと無いのに...
るぅ
学校に行っても、いいことないですよ?
りぃ
え?
るぅ
意見を合わせないと、いじめられるし…
るぅ
勉強も、めんどくさいし...
俯きながら、言った
りぃ
るぅとくん?
君の手が、僕のほっぺたに、ある
るぅ
え?
りぃ
泣いてるよ…
心配そうな顔で、言った
るぅ
え、あ、う...
急いで、涙を拭う
るぅ
ポロポロ
でも、止まらない
そんな僕を君は、優しく抱きしめてくれた
るぅ
ポロポロ
止まらない
君が優しく、抱きしめるから
今まで、我慢してきた思いが、溢れてくる
君は僕が泣き終わるまで、優しく抱きしめてくれた
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