◯◯
お邪魔します
長尾謙杜
どうぞどうぞ
長尾謙杜
ちょっと待ってて。
長尾謙杜
紅茶でいい?嫌いなのある?
◯◯
ううん。特に無いしいいよ
長尾謙杜
おっけー
◯◯
(凄い部屋)
◯◯
(とっても片づいている)
◯◯
(道枝くんとは全然違う)
◯◯
笑
長尾謙杜
ん?どした?
◯◯
ううん。なんでもない
◯◯
面白いこと思い出してた笑
長尾謙杜
へぇ〜どんなこと?
◯◯
えー、っと…
◯◯
ある男の子の部屋は片づいてないのに
◯◯
謙杜くんの部屋は片づいているから
長尾謙杜
……そうなんだ
長尾謙杜
それって褒めてる?
◯◯
え、?うーん……
◯◯
褒めてる?と思う
長尾謙杜
やったー!!ありがとう!
長尾謙杜
あ、はい!これ紅茶!
◯◯
あ、ありがとう
◯◯
ん、凄く美味しい…
長尾謙杜
そう?
◯◯
うん。なんだろう、甘みが……
長尾謙杜
(๑>◡<๑)
◯◯
え、どうしたの?
長尾謙杜
へっ?いや、嬉しくて…
長尾謙杜
褒められたら嬉しいでしょ?
長尾謙杜
それと一緒
◯◯
あ、確かに
長尾謙杜
あ、てかこのクッキーも美味しいよ!
◯◯
あ、本当だ!美味しい…☺️
長尾謙杜
でしょ?今俺のお気に入り
◯◯
あ、なんかその気持ち分かる
◯◯
なんか、ハマる味だよね
長尾謙杜
だよね〜!
長尾謙杜
…………
◯◯
どうしたの?
長尾謙杜
う、ううん!!なんでもない
◯◯
そう……
そう言われてもやっぱり心配しちゃうな……
◯◯
あ、いい時間だね。そろそろ帰るよ
長尾謙杜
え、もう⁈
◯◯
うん。だってもう真っ暗……
長尾謙杜
送る!!
◯◯
え⁈
◯◯
や、大丈夫だよ。独りで帰れるし
長尾謙杜
いーや!送る!!
長尾謙杜
俺が送りたいの!!
その言葉 道枝くんを思い出しちゃう
◯◯
……じゃあ、
◯◯
送ってもらいます。
長尾謙杜
守るから!!絶対!!
◯◯
そんな、危険なことなんて起こらないよ
長尾謙杜
でも◯◯ちゃん可愛いし……
◯◯
いや、可愛くなんてないよ
長尾謙杜
可愛い!!
◯◯
あ、ありがとう…
◯◯
じゃあ…
◯◯
お邪魔しました
長尾謙杜
家に?笑
◯◯
うん
◯◯
ありがとう謙杜くん
長尾謙杜
うん!!じゃーねー!!
長尾謙杜
…………
◯◯ちゃんの背中
顔なんて見えないのに 可愛いとおもってしまう
俺って好きなのかな?
◯◯ちゃんのこと。
長尾謙杜
分かんない……
でも
好きになったところで 無理なのは知ってる。
きっと、あの背中が振り向くことなんて無いって、
知ってるから