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琴葉
椿が死んで数日が経った
あの日から私は変わった
何も手に付かないわけじゃない
だけど、あの日のことがフラッシュバックする
何度も何度も…
永琳
琴葉
今日は永琳さんに呼ばれて永遠亭に来ていた
永琳
琴葉
永琳
琴葉
そう言って連れられたのは 一つの病室
琴葉
永琳
琴葉
永琳
琴葉
永琳さんがそう言って渡してきたのは 一通の手紙
琴葉
永琳
琴葉
永琳
永琳
永琳
琴葉
手紙には
『 琴葉 』
その一言だけがあった
私はその手紙を、ゆっくり開く
琴葉
私は手紙の内容に衝撃を受けた
『 琴葉 』
今これを見ているのが琴葉であることを願って、これを書く
まず、これは琴葉が知らないことだ
琴葉は、母親のことを覚えているか?
琴葉
俺は一度、琴葉の母親に会ったんだ
その時に聞いたことがある
俺の能力
琴葉にはまだいなかったな
俺の能力は 「華を使役する程度の能力」
琴葉
この能力は、琴葉の母親のものだ
その中に一つ、あるスペルがあった
刻華「黒く染まった呪い華」
琴葉
そのスペルは、椿が最後に使ったスペルだった
これは、琴葉の母親に教えられたスペル
琴葉
それは俺にとっては都合がよかった
それは、自分の命を代償にするスペル
琴葉
それと、琴葉
俺に隠していたことがあるだろう?
琴葉
私は驚いた
だけど、違うことかもしれない
そう思ったけど
ずっと気付いていない振りをしていた
だが、もう今更だよな
最期なんだから
琴葉、お前の気持ちに見て見ぬ振りをしていてごめんな
でも、もう長くない身だったから
そんなので琴葉に応えてやる自信が なかったんだ
もう遅いことはわかってる、けど
せめてもの罪滅ぼしかもな
琴葉、俺を好きになってくれてありがとう
愛してる
『 椿 』
琴葉
気がついたら、最後の文字が 涙で滲んでいた
琴葉
琴葉
琴葉
琴葉
琴葉
琴葉
永琳
永琳
紫
永琳
永琳
紫
永琳
紫
永琳