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『αの先輩が嫌いです』 – 第3話 –
※〈〉は、シンが心を読み取った意味を表しています。
坂本 太郎
朝倉 シン
全然、うまく話せない。 熱い。喉が渇く。
坂本さんの手が、すごく冷たくて それが、少しだけ安心する。
南雲 与市
坂本 太郎
南雲 与市
坂本 太郎
南雲は笑ってた。 でもその笑いは、さっきよりも どこか 怖 く て。
朝倉 シン
なにを考えてるか、読めない。 こんなときだけ、俺の力は南雲の中が見えなくなる。ずっと前からそうだった。
南雲 与市
朝倉 シン
南雲 与市
南雲の目が、少しだけ寂しそうに見えた。 でも、そんなの……そんなの知るか。
坂本 太郎
坂本さんの肩を借りて、立ち上がる。 足が、まだふらつくけど あの場所から離れたくて、必死で立った。
朝倉 シン
坂本 太郎
坂本 太郎
坂本の口調がいつもより鋭くて、シン はふと横目で見上げた。
南雲 与市
坂本 太郎
坂本 太郎
南雲 与市
南雲の声が、背中から追ってくる。 でも俺は振り返れなかった。
別室の布団の上に横たわった。 さっきよりも身体が重く感じる。
さっきまで張り詰めていた神経が、よ うやく切れたみたいだった。
坂本 太郎
朝倉 シン
手を貸してもらって、コップ一杯の水 を一口。
坂本 太郎
坂本 太郎
朝倉 シン
その言葉が、どれだけ救いだったか。
けど、シンの中にはどうしても拭えな い感覚が残っていた。
南雲 与一の笑顔。 自分の状態を見透かしたような、あの目。
身体が、あの瞬間
確かに反応していたこと。
朝倉 シン
目の奥が熱くなる。
南雲の言葉が、耳の奥で響いた。
南雲 与市
朝倉 シン
南雲 与市
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡2000⤴︎︎︎
コメント
8件
のーんさんてブルロだけだと思ってたけどサカデイでも最高なのやばい
良すぎて言葉が出ません🫣🫣 めっちゃいい…🫠💞 更新待ってます❣️
最高&神ってる✨✨ 話の内容が尊いを超えてるよー🫶💓更新楽しみにしてるます!