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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

山道

宇髄

ったく昼の見廻りってのは
いつやっても地味だな

たったったったっ!

宇髄

鬼の匂い、気配は…無ぇ

宇髄

ガサッガサッ

宇髄

隠れられそうな場所もねぇか

宇髄

はぁぁぁぁ

宇髄

上弦、下弦、鬼どもがっ
一緒に住んどけよ!

宇髄

そしたらこの天元様が
ド派手に切ってやるのによぉ!

『よぉよぉよぉよぉぉ……』

宇髄

……

宇髄

収穫無しだっ!

…夜の見廻りまで家で休むか

宇髄

ったく柱(俺様以外)がっ
上弦と鉢合わせろよな!
そしたら俺様がド派手に…

『そういえば煉獄が継子をとったらしいぞ… ふん、女だそうだ きっと逃げられて終わりだ』

宇髄

……

宇髄

そういや…ネチネチそんな話してやがったな

宇髄

ははっ!
面白そうじゃねぇか!

よし、いっちょ俺様が値踏みでもしてやるかっ!

さっ!!!

煉獄家付近

宇髄

煉獄は…見廻り中か
遅せぇ遅せぇ!

宇髄

誰か庭にいるな…

どんがらがっしゃーーーん!

宇髄

何だ?

すたっ!

宇髄

(手拭い…あ、風吹いてきちまったぞ)

真那

…………!!!

宇髄

(あいつ…か?)

ひょいひょいひょい

宇髄

(げ、乾いてねぇし派手に泥まみれじゃねぇかよ!)

宇髄

あー、物干し棹ごと落としやがったのか

真那

……?

どすっ!

宇髄

………

サァァァァァ

宇髄

(風…)

真那

宇髄

………

宇髄

(俺様には嫁が3人いる

家系の関係で勝手に決められた事だが…)

宇髄

(尽くしてくれる、何より俺様の進みたい危険な道へ付いて来てくれた出来た女房達)

宇髄

(自分の命より大切な女房達だ)

真那

……

宇髄

(絶対に守ると決めている…)

宇髄

(だが…)

宇髄

(何だ?
何なんだこの女…)

宇髄

(継子じゃねえ
けど煉獄の家にいる…

真顔でじっと俺様を見続けてる何だ、これは…

俺は…)

真那

それ返してくれ、俺のだ

宇髄

宇髄

……

宇髄

はぁぁぁ⁉︎

ごちゃごちゃ!あーだこーだ!

…………

居間

宇髄

なぁおい、煉獄弟よ

千寿郎

は、はい!
どうかされましたか?

宇髄

なーんでこいつ
出会い頭から俺様を呼び捨てしてんだよ

真那

俺の事かよそれ

千寿郎

理由ですか?
えと私に上手く説明出来るか…

千寿郎

真那さんはお相手の名前を知ったら基本的に名前で呼ぶ方ですね…

千寿郎

私もですし兄上もそうだと

宇髄

煉獄もか⁉︎
会った時から?

宇髄

とことん派手に変な奴

真那

名前があんだからそりゃ呼ぶだろうが

杏寿郎も会った時から杏寿郎だよっ

宇髄

(きょうじゅろー
ねぇ……)

真那

千寿郎も会った時から千寿郎だよな

千寿郎

はい、そうですねっ

(少しどきりとしてしまったんですよねあの時)

宇髄

(弟はまぁいいけどよ
どうも煉獄の方は地味にむかっとくる気が…)

真那

だから天元も天元でいいんだよっ

宇髄

真那

あー、嫌ならクソじじいってのもいるぜ

千寿郎

……真那さんのみの呼び方なので…父上の…

真那

あ!そうだ天元!

宇髄

…何だ

真那

天元もはしらだろ
杏寿郎治してやれよな

宇髄

煉獄⁉︎どこか悪いのか!

真那

最近すぐに目から血流すし
ひどい時は血吐くしよー

治してやれねぇか

宇髄

おい、それって派手に結構な病…

真那

千寿郎と話してる時は普通なのにな

宇髄

…は?

千寿郎

(あ、あわっあのっどうしようえーとっっ…)

真那

目がでかいから怖ぇんだよ
急にダラーって

真那

何なんだろなぁ
うーーん

宇髄

『おい、弟』

千寿郎

『はい、あのその多分ですが兄上には自覚が無くてその…』

宇髄

…………

宇髄

さてと

宇髄

ま、その件は俺様に派手に任しとけや

千寿郎

音柱様⁉︎

宇髄

よっと

宇髄

煉獄が継子とって
しかも女だって聞いたからついでに見にきてやったのによ

宇髄

(思ってもみなかった事になったかもしれねぇ)

真那

……

宇髄

気分が乗ればまた派手派手な俺様が会いにきてやるぜ

宇髄

…真那

さっ!!!

真那

天元…
えーと何はしらだったか

千寿郎

音柱です〜〜〜!

真那

杏寿郎のえんばしらは覚えやすいんだけどな

真那

おと?天元が背負ってたの三味線なのか?

町の屋根上

タタタタタタッ

宇髄

最後の最後まで

宇髄

聞こえてんだよ派手にっ!

宇髄

俺様が覚えにくい⁉︎
煉獄が覚えやすい⁉︎

宇髄

なってねぇなっ!
女房達とは大違いだ

宇髄

煉獄!帰ってきたら気配に気付くだろうが躾し直せってんだよ!

宇髄

すたっ…

サァァァァァ

宇髄

風よぉ……

宇髄

俺様は変わらねぇぜ

宇髄

嫁達が一番大切だ

宇髄

だから考える必要もねぇと思ってた…

宇髄

二度と言わねぇぜ

宇髄

始めはあてがわれた嫁達だ

出来た女達だと思ったところから徐々に大切になっていった

宇髄

そして今は一番だ

宇髄

だけどな

宇髄

あんな閉鎖空間で生きてきた

もしかしたら出会わなかっただけで

俺様にも…

宇髄

出会った瞬間に
ド派手にどうしようもなくなる様な…

サァァァァァ……

宇髄

…ははっ
考えてもどうするもねぇだろうが!俺!

宇髄

後付けあーだこーだなんて
地味過ぎるな

宇髄

帰るんだよ
嫁らがド派手に待ってる家にな

鬼滅の刃:夢小説〜燃える桜の章〜

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