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いい話って…😭 嬉しいなぁ💕
読んでくださって ありがとうございます!!✨ 続き頑張ります😊
切ないね...ミネちゃんいい話ばっかり書くなぁ...続き楽しみにしてる!
幼馴染の明梨は
俺の声だけ、聞こえない。
学校の帰り道。
遥
そう、声をかけても
明梨の耳には、届かない。
明梨
明梨
〝なんでもない〟
そう、メモ帳に書いて 明梨に見せる。
明梨
明梨
明梨はそう、謝った。
いつからだっただろう。
俺の声が、明梨に聞こえ なくなったのは。
玲
菜々葉
玲と菜々葉が手を振りながら こっちに来た。
明梨
…この通り、
明梨は俺以外のやつの声なら
普通に聞こえる。
明梨
玲
遥
玲
玲
明梨
明梨
菜々葉
玲
明梨
菜々葉
菜々葉
遥
遥
俺が喋ったのを、
明梨が申し訳なさそうに見た。
遥
ささっとメモ帳に書き上げる。
明梨に向かってメモを突き出す。
〝俺どこにもいってない〟
明梨
明梨
遥
遥
遥
菜々葉
玲
玲
玲
玲が俺の腕を掴む。
遥
強引に腕を引っ張っていった。
菜々葉
明梨
いつもは通らない、細い道に出た。
玲
玲
玲
玲
遥
玲
玲がそう言って目を伏せた。
玲
玲
遥
遥
思わず、強い口調で言ってしまった。
玲
玲
玲
遥
そう言って玲は、ニカっと笑う。
遥
困ったように笑いながら、 俺はそう言った。
玲
笑顔を見せる玲は、キラキラ と輝いていた。
玲
玲
玲と別れ、それぞれの 帰路につく。
遥
遥
帰り道、俺は静かに
そう願った。