翔
昼休みに突然、麻衣はそんなことを翔に聞いた。
麻衣
翔
麻衣
ストレートな言葉を翔に突き付ける麻衣
翔
麻衣
翔
翔は少し考えるような素振りをみせると、また口を開き…
翔
と答えた。
麻衣
『いるよ』…そう答えられて
胸がどこかズキリと傷んだ。
なんでだろうね
なんで…『いないよ』なんて答えを期待してたんだろう。
そして今も、チャラい翔の『なんてね、いないよ』……を期待してる。
翔
翔
麻衣に逆に質問をした翔。
麻衣
翔
私達は…
『友達』…厚そうで軽く薄い関係。
距離が近ければ近いほど 仲が良ければ良いほど
恋愛対象外にされる───。
それに、翔は人気者だ──…
女子グループ
女子グループ
『いいよ~』と女子達に軽く返事をして席を立ち
麻衣から離れ、女子達と中庭に向かった翔。
私になんの挨拶もしないで…すぐに行ってしまった。
また、女子達と楽しそうに笑ってるのを、私はただ窓から眺めて泣きそうになるだけ。
私は翔に近い存在のようで、とても遠い存在。
人気者の翔はきっと私なんかに 恋愛感情はないから。
だから私は…
『友達』でいることを決めた。
でも、こんなに辛いなら……
翔のことなんか、避ければいい。
そして嫌われればいい──
先生
翔
麻衣を呼び止めるが翔の言葉など無視して
麻衣
麻衣
と先生に言った。
先生
翔
翔
女子①
翔
麻衣
翔
翔に呼び止められそうになるが、
麻衣
と少し怒鳴り
麻衣
そして麻衣の姿はだんだん遠くなっていった。
そう言って麻衣は 俺を避けている気がする…
翔
翔
俺、なんかした?
そう聞きたかったけど 聞くチャンスを逃しまくってて…
翔
翔
翔
翔
翔は大きな溜息をつく。
翔
翔
翔
今日はどうやって、 話掛けよう…
今日は一言も、 翔と話ていない。
麻衣
翔
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コメント
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なるほどね笑 幼馴染なんだけど、好きすぎるあまり、避けちゃうと! いいにゃんねぇ~♥

魅梨さん神ですぅぅぅぅぅ!!! 両片想いでしょうか……?両片想いが1番切ない気がします……😢
(´;ω;`)だわ(´;ω;`)