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フランス
あの後、早足で 自室に帰って来たフランス。
ドアに体重をかけ、 胸を抑えて 座り込む。
フランス
フランス
………そう。
あのときの、
手首を掴んだときの 歪んだ表情を思い出すと、 どうにも脈が狂うのだ。
フランス
フランス
フランスは目を閉じる。
……もっと、
もっとアイツを 困らせたい
フランス
アイツの 怯えたカオが見たい
フランス
そうしてあわよくば、 無理やりにでも―――…
フランス
フランス
フランスの意に反して、 鼻から血が垂れる。
フランス
はじめてだ。
観察する側だった自分が、 自分自身のコントロールで 悩むのは、はじめてだ。
……自分は 汚れているのかもしれない。
少なくとも、血の付いた 掌よりずっと、 汚れている。
フランス
従業員寮を うろつくフランス。
あんな気持ちのまま、 部屋にひとりでは 居れなかったのだ。
フランス
フランス
イギリス
料理人たちが 仕事を終える時間だ。
こんな状態で、 顔合わせらんないよ。
フランスが踵を返し 戻ろうとすると、
イギリス
フランス
逃がすまい、と イギリスが追いかけて きたのだ！！！！
フランス
イギリス
イギリス
フランス
フランスは 寮内を逃げ回り、
フランス
イギリス
やはり二人とも 体力が無かった。
気付いたら 屋上に来ており、 息を整える二人。
イギリス
イギリス
フランス
目を逸らしたかったが、 真剣なまなざしに つい目を合わせてしまう。
イギリス
フランス
さっきまでそのことを思い出し 鼻血を出していたことを思うと、
フランス
イギリス
フランス
イギリス
イギリス
フランス
イギリス
フランス
フランス
フランス
イギリス
イギリス
困り眉でうつむき、 焦るイギリス。
その愛らしい姿を 見ていると、
フランス
フランス
汚れているとか どうでもよかった。
フランス
フランス
フランス
イギリス
フランス
フランス
イギリス
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