カランカラン
カフェにつき、 急いでドアを開ける。
現在、午後の2時。
いつも、『ぺ』さんが 働いている場所だ。
『いらっしゃいませ』 という店員さんの声に続き、
カウンターで、 あの人の姿を探す。
でも、いつも丸眼鏡で、 『ぺ』という 名札をつけている人は、
カウンターには、 一人もいない。
辺りを見回すけど、
お客さんの姿しか、 店内にはない。
告白は、もう 最初から振られてた・・・?
○○.
一人の店員さんに 声をかけ、
事情を聞くことに してみる。
『今日は休み』 ということも、 まだあり得る。
店員.
○○.
そう聞くと、
その店員さんは、 一回迷ってから、
不思議そうな 顔をして答えた。
店員.
○○.
“ いい答え “なんて、 帰ってこなかった。
まさか、もう この店を去っていたなんて、。
私は、ショックのあまり、 家に帰った。
それから、 告白してないまま、
大学生へ進歩した。
大学生活は、 凄く楽しくて。
辛いこともあるけど、 頑張って乗り切っている。
“ あの『ぺ』さんから貰った、 天使が書いてある紙を見ながら “
今は、買い物の帰りに、
駅前をぶらぶらと 歩いていた。
すると。
凄くオシャレで、 前の様な雰囲気がする、
カフェを見つけた。
カフェの名前は、 『𝐽𝐴𝐶𝑂𝐵』と書かれた、
綺麗なお店があった。
勉強がてらにと思い、 そのお店に入っていく。
カランカラン
店のドアがなると同時に、
『いらっしゃいませ』という 声が聞こえてくる。
私は、 1番外が見える、
景色が良い席に、 座った。
『今日も、カフェオレにしよう』
そう思い、 店員さんを呼んだ。
??
・・・ん?
どこかで聞いたこと、 あるような・・・
○○.
○○.
??
??
○○.
??
何故か、 今来た店員さんは、
にこっと可愛い笑顔をして、 カウンターへ去っていった。
あの声は、 凄く聞き覚えがある。
安心する様な、 落ち着く様な。
『まぁ、いいか』と思い、 勉強に移る。
大学生になってからの勉強は、 さらに大変になった。
なんか、 よくわかんないし。
そう思っているうちに、 カフェオレが到着した。
??
??
○○.
軽くお辞儀をして、 カフェオレを一口飲もうとすると ——
カフェオレの下に敷いてある、 紙に目が行った。
天使の絵に、 『ファイト!』と書いてある文字。
え・・・?と思い、 上を向く。
すると、カフェオレを 持ってきてくれた店員さんが、
凄く、可愛い顔をしながら 微笑んでいて。
??
??
そう言い、『一安心』 という顔をしている。
○○.
👼じぇいこぶ.
初めて聞いた、 好きな人の名前。
『ぺ・じゅにょん』 さんか〜、。
かっこいい名前だな〜。 なんて思いながら、
その、じゅにょんさんの 美しい眼差しを見つめる。
○○.
👼じぇいこぶ.
微笑んでいた顔が、 更に緩み、
私の心臓の音は、 バクバクとうるさい。
○○.
👼じぇいこぶ.
👼じぇいこぶ.
👼じぇいこぶ.
👼じぇいこぶ.
○○.
嬉しそうな顔をし、 首を傾げる。
私は、その仕草に、 また惚れていく ——。
でも、お店の名前が、 じゅにょんさんの英語名というのは、
気付くのに、 時間がかかりそうなんて、
口に出しても言えない ——
- 恋の甘い味 後編 -
- END -
コメント
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何そのCafe週10で行くわ
なんか、あんまり納得いかないできに なっちゃったな・・・