支え、支えられ
命の灯火は消さないように
生きて行こう
今日はクロノアさんと僕の出会った記念日
僕はとある場所に向かっていた
とある場所に向かう理由はクロノアさんにサプライズをする為だ
しにがみ
僕の目的地は商店街だった
クロノアさんに内緒でケーキ等のサプライズに使うものを買うのだ
クロノアさんの好きな物は把握しているので、早めに買って帰ることにした
しにがみ
買い物を終え、一息つく
しにがみ
しにがみ
財布を見て、心が痛くなる
少し気分が下がったまま帰路を辿った
しにがみ
気分が下がっている為ため息をつく
瞬間、後ろから気配を感じる
しにがみ
この感じ
殺し屋だ
殺し屋
しにがみ
殺し屋
殺し屋同士が殺し合うなんて良くある事だ
ライバルが減った方が自分に依頼が回ってくる
故に殺し合うのだ
そして殺し屋は表情を変え、こう言い放った
殺し屋
そっちがその気なら僕も乗る事にした
しにがみ
殺し屋
しにがみ
戦闘力はないので逃げていた
幸い、裏方をやっていたお陰か地形は把握していた
だがそれは相手も同じな様で僕を見失う事は無く、追ってきている
しにがみ
確実に負ける
僕は運動神経が無い故に体力も少なく足が速い訳では無いのだ
しにがみ
殺し屋
しにがみ
しにがみ
殺し屋
瞬間、僕はまた走り出した
しにがみ
しにがみ
銃じゃ無かったので命はまだあるが、僕の体力はそろそろ限界に近付いていた
しにがみ
僕は力を振り絞りとある場所へと向かった
しにがみ
目的地に着き、足を止める
ここまで来る体力があって良かった、僕はそう思うのだった
殺し屋
しにがみ
しにがみ
殺し屋
お終い?そんな事ある訳ないじゃないか
しにがみ
殺し屋
しにがみ
殺し屋
殺し屋
そう、ここは僕とクロノアさんの家
今の僕達の会話を聞き、クロノアさんは助けてくれるだろう
殺し屋
しにがみ
クロノア
クロノア
殺し屋は僕の方へと走って来る
クロノアさんはそれを狙い引き金を引く
バン…
1発の銃声が鳴り響く
目の前を見ると、殺し屋が立っていた
殺し屋
クロノアさんの打った弾は命は奪えなかったが殺し屋の腕に命中していた
クロノア
殺し屋
殺し屋
そう言い残し、殺し屋は去っていった
しにがみ
クロノア
しにがみ
クロノア
しにがみ
しにがみ
家に帰るなり、僕はそう声を上げた
買ってきたケーキが潰れていたのだ
しにがみ
クロノア
クロノアさんは袋の中を見ると目を見開いた
ケーキが潰れてしまった事に対して気分が下がっただろうか
怒っただろうか
そんな事を考えているとクロノアさんは口を開いた
クロノア
しにがみ
驚きのあまり情けない声が出てしまう
そんな答えが返ってくるとは思っていなかった
しにがみ
そう聞くとクロノアさんは少し笑いこう答える
クロノア
クロノア
しにがみ
クロノア
クロノア
そうクロノアさんが言うと僕達は笑いあった
さっきの出来事なんか忘れて
幸せな時を過ごしていた
夜になり、パーティを始める
僕達は声を揃え、こう言い放った
2人
僕達は手に持っていた飲み物を飲み、笑った
こんな幸せはいつか消えてしまうけれど
僕は今を楽しんでいた
パーティの勢いも落ち着き、僕はクロノアさんに話しかける
しにがみ
クロノア
いつものような返事が返ってくる
僕はクロノアさんに話し続ける
しにがみ
クロノア
しにがみ
しにがみ
クロノア
クロノアさんは飲み物を口に運びながら話し続ける
そんなあなたに、僕は今までとは違う事を言う
しにがみ
クロノア
クロノア
僕はあなたと過ごす為に
幸せを噛み締めるために
一言ずつしっかりと伝える
しにがみ
しにがみ
しにがみ
しにがみ
しにがみ
少しの間、沈黙が訪れる
その沈黙をかき消す様にあなたは言葉を紡いだ
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
僕は最高の笑みを浮かべこう伝える
しにがみ
するとあなたも笑みを浮かべこう言った
クロノア
これからも僕はクロノアさんを支えてクロノアさんに支えられて
命の灯火を消さないように注意を払いながら生きて行こう
わかめ
わかめ
わかめ
わかめ
コメント
7件
2話の…満足感……すごい……(語彙力)
面白かったです✨(๑°ㅁ°๑)✨ 機会があればまた続き書いて欲しいです( ˃ ᵕ ˂ )