お母さん
ゆきー
ゆき
はーい
お母さん
久しぶりに銭湯行く?
ゆき
うん!行く!
ゆき
久しぶりだー!
お母さん
じゃあ、準備しなきゃね
ゆき
はーい
《 銭湯》
お母さん
じゃあ、自分で洗える?
ゆき
うん!
ゆき
もう、お姉ちゃんだもん
ゆき
洗えるよ!
お母さん
よし!
お母さん
じゃあ、洗おっか!
ゆき
うんっ!
ゆき
おかーさん
ゆき
もぉ終わったんだけど、
ゆき
どうすればいい?
お母さん
先にお風呂入っててー
ゆき
はーい!
ゆき
(暇だなー)
ゆき
(どこのお風呂に入ろーかな)
ゆき
(ろてんぶろ)
ゆき
(でんき、ぶろ?)
ゆき
(さうな)
ゆき
ん?
ゆき
(このさうなの横の扉なんだろう)
ゆき
(鍵穴がある)
ゆき
(ここから覗いてみよー)
ゆき
んーと
ゆき
なんだこりゃ
ゆき
湯気がいっぱいであんまり見えないなー
ゆき
あ
ゆき
機械が見えた
ゆき
おかーさん
お母さん
んー?なぁに?
ゆき
さうなの横の扉の奥
ゆき
機械があったんだけど
ゆき
なにかなー?
お母さん
それはねー
お母さん
お湯の温度を調節するんだよ
ゆき
へぇー!
ゆき
そうなんだ!
タッタッタッ
お母さん
ゆきー!
お母さん
走っちゃダメよー
ゆき
はぁーい
ゆき
(もう1回)
ゆき
(さっきの鍵穴見てみよー)
ゆき
ん?
ゆき
ひとがいる…?
その時私は
何かを感じ
鍵穴から目を離した
すると、
ゆき
ひっ!!
鍵穴から
マイナスドライバーの先端がでて
ガチャガチャと音を立てていた
もし、目を離していかなったら……