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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

メルヘン

…朝になりました

メルヘン

人狼に襲撃されたのは

メルヘン

よくばりな犬、あなたです

よくばりな犬

……あぁ

金太郎

…本当にこれでよかったのか?

金太郎

後悔はないんだな?

よくばりな犬

案外優しいな。お前

グレーテル

ありがとう、私たちの為に

歌う骸骨

さようなら、1匹の英雄さん

よくばりな犬

……うん

よくばりな犬

じゃあな!

メルヘン

…それでは…

メルヘン

最後の議論を始めてください

歌う骸骨

…とはいえ、こうなるともう…

グレーテル

運だよね

金太郎

どうする?どうやって見つける?

歌う骸骨

勘ですかねえ

歌う骸骨

どうでしょう、皆さん何も言わずに思う人に入れるというのは?

グレーテル

…うんそれがいいと思う

グレーテル

1番後悔のない、フェアなやり方だと思う

金太郎

…あぁ!!しゃーねえな!!

金太郎

文句なしだからな

メルヘン

おや、皆さんもう投票でいいのですか?

歌う骸骨

えぇ、始めましょう

歌う骸骨

何度目かはもう忘れましたが…投票を…

金太郎

金太郎

3回目だろ?

グレーテル

いくよ?せーのっ!!

2人の若者がいた

2人は仲は良かったが性格は正反対だった

1人は真面目に働きお金を貯めて

1人は遊んでばかりいた

ある時、金に目がくらんだ若者が

真面目な若者を刺し殺した

しかし奪った金が無くなると仕方なく働くために街へ出た

その時、若者を殺した峠までやってくると

歌が聞こえた

どこか楽しげで、悲しい歌だった

だれが歌っているのか辺りを見てみると

そこに骸骨があった

信じられないことに骸骨が歌っていたのだ

若者は驚くよりも感心して骸骨を懐に入れて持ち帰った

若者は骸骨を見世物にして大金持ちになった

ある時、噂を聞きつけた殿様の家来がやってきた

是非とも骸骨を見せてくれというのだ

若者は城に行き、殿様の前に骸骨を置いた

しかしいくら待っても骸骨は歌わない

若者は焦って骸骨に歌うように命じたが

骸骨は何も反応しなかった

怒った殿様は家来に若者の首をはねるように命じた

若者はその場で家来に切り殺された

その時

骸骨が歌い出したのだ

この骸骨は不真面目な若者に殺された真面目な若者だったのだ

骸骨の歌声はそれから止むことはなかった

永遠に

骸骨は気づいてしまった

人が必死で何かを成し遂げようとする美しさを

永遠に続いて欲しいと思った

骸骨にとって

この人狼ゲームもそうであった

必死に自分の願いを叶えようと戦う英雄たちを

見続けたかった

歌う骸骨の願い

それは

永遠にこの時間が続くこと

永遠にこのゲームをし続けること

終わって欲しくなかったのだ

次回

おとぎ話人狼ゲーム

完結!!

おとぎ話人狼ゲーム(完)

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マジか

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