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真壁リサ

もう私達も12歳かー

高倉雅

ついに運命の年だね

真壁リサ

んねー

゛あの゛地獄のような試験がくる

私達はあの無惨な光景を見せられてから゛確実な゛人間に近づいたと思う

真壁リサ

私ねミヤビの好きな技あるんだー

高倉雅

何?

真壁リサ

相手を拘束するやつ!あれなんていうの?

高倉雅

…拘束…制御するとかいう意味らしいから【リストレイン】かな

真壁リサ

かっこよ!【リストレイン】とか言って拘束するミヤビの姿超かっこいいよ

高倉雅

今度使ってみるよ

真壁リサ

…今度があったら、ね

高倉雅

うん

真壁リサ

勝てるかなあ

高倉雅

最強になるんでしょ

真壁リサ

高倉雅

2人で

真壁リサ

ミヤビ…

高倉雅

絶対勝とう

2人で泣いて強く抱きしめあった

監視官

試験開始

リサは最初に「私から試験を受ける」と言い出した

真壁リサ

👍🏻

リサはちょっと緊張していながらも監視室にいる私に向けてグットマークをしてくれた

でも

ドンッ……!!

地鳴りが響く

真壁リサ

!?

目の前に現れたのは今までに見たことがないくらい大きすぎる゛化け物゛だった

高倉雅

は、

隣の監視官を見るとまた不敵な笑みを浮かべている

高倉雅

おいどういうっ

監視官

試験中の口出しは禁止です

無理だ。こんなのリサに勝てるはずがない

今まではこの2分の1ぐらいの大きさだった

私でも恐怖を感じてしまうほどの圧、喉が閉まって唾が上手く飲み込めない

見ているだけなのに息が苦しい。圧迫されそうな感じだ

でもリサはとにかく個性を応用してヴィランを倒そうとする

高倉雅

(馬鹿…!あのヴィランは小さな攻撃じゃびくともしない…!これじゃあ消耗戦だ…!!)

私は心の中で必死に訴える

ドアは監視官が鍵を開けない限り入れない

リサは焦り始めているようだった

高倉雅

(どうすれば…!!)

これならリサは確実に死ぬ

真壁リサ

【リストレイン】!!

リサはヴィランに私の拘束個性を使う

高倉雅

…!

その瞬間リサは勢いよく監視室にいる私の方へ向かって走ってくる

真壁リサ

ミヤビ!!

高倉雅

リサ!!

監視官

フッ……

高倉雅

今助けるから!!

真壁リサ

助けなくていい!!

高倉雅

は、?

真壁リサ

最後の言葉を残しに、来た

高倉雅

は?どういうこと…?

高倉雅

私が援護するから倒してよ

真壁リサ

あんなの…無理だよ、笑

真壁リサ

倒す方法が゛実在しない゛んだから

高倉雅

っ……!

真壁リサ

ミヤビの拘束個性、今耐性ついているからあれだけどあのヴィランならすぐ解ける。

真壁リサ

私はもう殺される

高倉雅

リサ…そんなの嫌だ。2人で最強になるんじゃなかったのかよ!!

真壁リサ

うんそう゛なりたかった゛

高倉雅

は………?

真壁リサ

でももう私とミヤビは「真壁家」と「高倉家」で生まれてきた時点で幸せにはなれなかったんだよ…笑

高倉雅

リサっ………

真壁リサ

不思議とね今死ぬこと怖くない。なんでだろう

高倉雅

どうしたらっ…

真壁リサ

私の夢、ミヤビに託していいかな?

高倉雅

リサがあいつ倒せなかったら私は倒せるわけないっ…て……、

真壁リサ

大丈夫、絶対ミヤビなら勝てるよ

真壁リサ

なんつったってミヤビは私より強いし

真壁リサ

ミヤビの方が強いことなんて私は最初から知ってた

真壁リサ

・・・
だから私が最初にこの試験を受けた

真壁リサ

ミヤビが先に勝って次に私が負けたらミヤビは自分を追い込もうとするでしょ?

高倉雅

っ……そんな

真壁リサ

…1人いなくなっちゃうけど最強のヒーローになってね。そしてさ!

真壁リサ

ヒーロー高校に通って「私のいとこに最強いたんだよ!」って教えてやってよ💪🏻

高倉雅

っ………

真壁リサ

それだけで私は十分

その瞬間リサがかけた拘束にヒビが入る

真壁リサ

あ!ヒーロー名「ミヤビ」にしてよ?笑

真壁リサ

それと事務所名はミヤリサ!!

高倉雅

ううっ……

真壁リサ

泣かないでよミヤビ

高倉雅

だってっ…

真壁リサ

私はミヤビと過ごした4年間本当に楽しかったよ!

真壁リサ

大切な大切な私の宝物の一部。できれば早く出会いたかったね!

高倉雅

助けるからっ!!

真壁リサ

絶対あいつだけには勝ってね

高倉雅

…!!

化け物の拘束が解けて全速力でリサの方へ駆け出していく

高倉雅

リサ!!

真壁リサ

出会えてよかった、ありがとうニコッ

涙を流しながら、彼女は最後まで笑顔だった

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コメント

6

ユーザー

あれれ、目から汗が、!?

ユーザー

最高です。泣きました。続き待ってます。

ユーザー
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