TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ななもりside

紫央

『俺の事は絶対に言わないでよ?』

青猿

『え、言うけど』

あっさりとした態度で返事をするころんに俺は叫ぶ。

紫央

『言う事って絶対俺が2位でるぅとくんに煽られてまーす☆←でしょーが!!』

青猿

『全然違うよー、天才なるぅとくんにも良きライバルがいるって事』

そうへにゃりと笑う彼。

紫央

『、、、え?』

青猿

『るぅとくんが言ってたよ、なーくんは僕の親友であり、ライバルです!!って』

るぅとくんに気づかれないようにコソリと耳打ちするころん。

紫央

(そう思われてるとは思わなかったな)

俺はただ彼を妬み、抜かそうと努力してきた。

その間に”ライバル”なんて言葉は思いつきもしなかった。

、、、るぅとくんは、天才だから。

足元にも及ばない俺がライバルとかなることも無いと思ってた。

紫央

、、、俺は、ちゃんとるぅとくんの横に立ててたんだよね

何処かで願っていた。

こんな、、大きな差がある関係じゃなくて、、

蹴落としながらも協力して。

一緒に成長していきたいなって。

___その夢は、彼も一緒だった。

青猿

るぅとくんには良きライバルがいます。彼らをすぐ近くで見てきた僕はずっと楽しそうに勝負してるように見えました。
敵のようで、友達のよう。そんな2人の関係が大好きでした

ころんは最後の一言だけ照れくさそうにそう言い、マイクを持ってるぅとくんの方を振り向いた。

青猿

、、腹黒い彼、面倒見のいい彼、人間らしく泣いたりする彼、優しくてカッコイイ彼。、、そんな彼がす、、生徒会長に相応しいんじゃないでしょうか

一瞬好きと言いかけたが何とか踏みとどまったらしい彼は少し早口で続けた。

でも周り(特に同学年)は少しざわつく。

モブ

青猿、黄神が好きだって!?

モブ

応援するよ!青猿くん!

モブ

私は桃谷さとみ×黄神瑠斗を曲げない、、

モブ

ちょ、そこは桃谷×赤崎、、

紫央

今好きって言ったよね?ジェルくん

橙樹

そやな。分かりやす、、

桃谷

マジで腐女子湧かないでくれ、、もう、、恥ずかしい、、←

赤崎

俺とさとみくんはそんな関係じゃ、、えへへ、、←

一方俺らも俺らでそれぞれ呟いていた。←

青猿

、、これで僕の応援演説を終わりにします。ご清聴、ありがとうございました

前を向き直し、全員に向かって礼をするころん。

1泊置いて大勢からの拍手が降り注ぐ。

勿論俺も涙ぐみながら拍手をした。

《最後に、現生徒会長、黄神瑠斗さんの演説です》

黄神

はい

___そして最後、るぅとくんの演説が始まった。

君と両思いになるには。vol.3

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

207

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚