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ジェルside
この選挙では、演説者、立候補者、他の人の演説者、その立候補者、、という順番で発表していく。
ころんとるぅとは唯一の1年生な為1番最後で、とても緊張しとったと思う。
さっきだってるぅとに「頑張りや!!」と声をかけた時、少し笑みが引きつっていた。
アレは俺に引いてたんじゃなく(←)普通に緊張しとんのやろと思っとった。
だがやっぱり自分で天才というだけはある。
黄神
緊張は何処かに消えたようにスラスラはっきり原稿用紙を読んでいく。
だけど俺の顔をチラリと見る度、不安そうに見つめてくる。
その度に俺は頑張れ、というようにガッツポーズをする。
るぅとはそうすると安心したように笑い、前を向き言葉を紡ぐ。
橙樹
ジッと見つめ、彼の言葉を静かに聞く。
黄神
ふと、その言葉が耳に残る。
その言葉と同時に紙、、原稿用紙を破く音。
橙樹
予定にない行動を始めたせいで、なーくん達は焦りお互いに目を合わせた。
生徒も教師も驚きの声。
黄神
いつもの笑顔で微笑むるぅとはチラリと俺の方を見る。
黄神
そう静かに告げた。
黄神
ステージ上から皆の顔を一人一人見て、笑うるぅと。
黄神
マイクに手を触れ言葉を紡ぐ。
黄神
深々と頭を下げ、元の位置へ戻っていこうとするるぅとに俺は何も考えずに立ち上がり叫んだ。
橙樹
驚きこちらを向くるぅとと周りの生徒たち。
俺は下を向いたまま、叫び続ける
橙樹
顔を上げるとるぅとは苦笑しながら、俺に叫び返した。
黄神