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5.サフィーに弟子入り(ジュエルペット)

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5.サフィーに弟子入り(ジュエルペット)

1 - 5.サフィーに弟子入り(ジュエルペット)

2022年07月05日

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自分

何でもやってみる!

自分

そう決意したものの、何から始めようかと、ロリップは一人、お家の屋根裏で、窓をぼーっと見ながら考えていました。

自分

まんまるの窓の外には、大きく広がる青空。

自分

もこもこと白い雲が気持ちよさそうにふんわり浮いています。

ロリップ

あの雲、何かに似てるよなぁ

自分

と、ロリップは思いました。

ロリップ

あ、分かった!シュークリームだ!そうだ!私もサフィーみたいにシュークリームつくってみようかしら?

自分

ロリップは、思いついたら、すぐに動きだします。

自分

家を飛び出すと、ジュエルの泉の橋を大急ぎでわたり、サフィーのお店まで走りました。

ロリップ

お願いします!私をサフィーさんの弟子にして下さい!サフィーさんのお店で働かせてください!

自分

サフィーはロリップがあまりに熱心に頼むので、お店のお手伝いからお願いすることにしました。

サフィー

ええ。いいわよ

ロリップ

ありがとう!

自分

サフィーは、まず、ロリップに卵わりを教えます。

サフィー

卵はね、コツコツってやさしく叩くの。そして、一気に手を使って、パカッてカラを二つにわるのよ。ほら、こんな風に

自分

サフィーはロリップの前で、わってみせました。

自分

まんまるの黄身と白身がボールに次々と落ちていきます。

自分

まるで音楽のリズムのように……

コツコツ パカ ポトン…… コツコツ パカ ポトン……

ロリップ

わぁ、すごーい

サフィー

たくさんシュークリームを作るから、そのぶん、卵もいっぱいわらないといけないのよ。ロリップ、お願いね

自分

サフィーに卵わりを任されたロリップは嬉しくてたまりません。

自分

ところが、嬉しさのあまり、力が入りすぎて……

ベチャリ……

自分

卵はぐちゃぐちゃにわれ、まんまるだったはずの黄身もぐちょり。

ロリップ

あ!失敗しちゃった……

サフィー

大丈夫。最初は誰だって、失敗するわ。がんばって

自分

サフィーがやさしく声をかけてくれました。

自分

ロリップはそんなサフィーの為にも、何としても役に立ちたいと思いました。

サフィー

失敗した卵はこの器にとっておいて

自分

サフィーは高いたなの上の食器に手をのばします。

自分

背伸びして、背伸びして、よいしょっと。

自分

サフィーはやっとのことで食器を取ることができました。

サフィー

このたな、もう少し、取りやすいといいんだけどなぁ

自分

サフィーはそうつぶやきました。

自分

その夜、明日こそがんばろうと、ベッドに入ったロリップ。

自分

ふと今日のサフィーのことを思い出しました。

ロリップ

そういえば、サフィー、高いたなの上の食器、取りづらそうだったな

自分

ロリップはサフィーにお世話になっているのだから、何かサフィーが喜んでくれることをしたいと考えました。

ロリップ

そうだ!

自分

ロリップは寝るのをやめ、ベッドから起き上がりました。

自分

次の日、ふたたび、サフィーのお店にやってきたロリップ。

自分

その人さし指には、なぜか包帯が巻かれていました。

サフィー

ロリップ、どうしたの?その指?

ロリップ

何でもないわ。それより、今日こそ、卵、しっかりわるわね

自分

とロリップは、はりきって卵わりを始めました。

自分

ところが……

ガツガツ!グチャ!べチョ! ガツガツ!グチャ!べチョ!

自分

いくつわっても、なかなかうまくいきません。

自分

次の日も次の日も……おまけに、なぜかロリップの指は、日に日に包帯がふえていきます。

自分

それに何だかとてもねむそうです。

サフィー

ロリップ?ねむそうだけど、大丈夫?

ロリップ

う、うん。昨日、ちょっと夜ふかししちゃって。でも、大丈夫よ

サフィー

じゃあ、今日は生クリーム作りをお願いしようかしら

ロリップ

うん!分かったわ!今度こそ、まかせて!

自分

そう言って、はりきるロリップですが、混ぜる分量をまちがえてしまったり、混ぜたクリームを床にべチョッと落っことしてしまったり……なにをやってもうまくいきません。

サフィー

じゃあ、これをお願い。シュー生地の中に、クリームをしぼって入れていくの

ロリップ

わぁ!面白そう!がんばるわ!

自分

しかし、ロリップは、生クリームを入れすぎて、クリームをシュー生地からあふれ出させてしまいます。

ロリップ

あ、あの……サフィー、ごめんなさい!私、役に立つどころか、めいわくばかり……

サフィー

ううん。気にしないで。大丈夫よ

自分

サフィーはそう言ってくれましたが、ロリップは、これ以上、お世話になるのは、申しわけないと思い、サフィーの店を後にしました。

自分

ロリップが出ていくと、サフィーは「あれ?」と思いました。

自分

そこには、覚えのない手作りのふみ台が置いてありました。

自分

ちょっと形は悪いけど、それに乗っかると、高いたなの上の食器も簡単に手が届きます。サフィーは、ハッとしました。

自分

ねむそうにしていたロリップ、指にたくさん包帯を巻いていたロリップ……きっと、夜通し、なれない手で、このふみ台を作ってくれていたのでしょう。

サフィー

ありがとう。ロリップ。どうか、あなたにも、何かできることが見つかりますように……

自分

サフィーはそっと祈りました。

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