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『好きです!』
『付き合って下さい!』
『え?!』
私は今日、 学年一位を誇るイケメン男子に
告白されてしまった。
『ごめんなさい、、』
別に、君と付き合うのが 嫌だからじゃない。
ただ、顔も別に可愛くない、 成績だってまぁまぁな私と、
君が付き合うなんて、 君には勿体無いからだ。
せっかくカッコいい顔をして、 成績もトップなんだから。
『悠斗くんには、』
『私なんか勿体無いよ笑』
私は、恋をしちゃいけない、
恋人を作ってはいけない。
そう思っていたのだ。
『私、悠斗君が好き!』
『だから付き合って!』
『ごめん、、』
『はぁ?!なんでよ!!』
『私、?こんなに可愛いのに!』
『!!』
ほら、また告白されてる。
やっぱり、、君には私なんか、 勿体無いよ、、
でも、、 胸のあたりがズキズキ痛むのは、
気のせいだろうか、、
『俺には、好きな人が居るんだ』
『はぁ?!誰よ!』
『最低!』
『もう帰る!』
『!!』
私も早く行かないと、、
ダッダッダッ
ガシッ
『美波待って!』
『悠斗君ッ、、』
『俺、まだ美波のこと、、諦められないんだ、、』
『だから、もう一度考えて欲しい、』
『返事は今日じゃなくていいから、』
違う、、違うよ、、
私は、君が好きなんだよ、、
胸がズキズキ痛むのは、 きっと、、
君への恋心から出来た、 嫉妬心だから、
それなのに、、
それなのに、
『君はもう、』
『この世に居ないんだよね、、笑』
『交通事故で亡くなるなんて、、』
『聞いてないよ、、泣』
『うっ、、うぅ、、泣』
『大好きなんだよ、、』
『君のこと、、』
『それなのに、、』
『まだ返事出来てないよ、、泣』
『いや、、もう、、』
『出来ないんだよね、、泣』
それから5年後、
私は大学生になった。
『でも、』
この5年間で、君のこと、
一回も忘れたことないよ、、
大好きだった人は、今も、
"空から見守っていてくれてる"
そう思うだけで、
『今日も頑張ろう』
そう思える。
ありがとう、大好きだった人_。