これは、君と僕の勇気と情熱と
愛の物語だ──────
ある晴れた夏の朝
僕は、いつものように
長い階段の途中の
草が生い茂ってる、お気に入りの場所でお昼寝をしていた
ミケ
ミケ
?
?
ミケ
ミケ
ミケ
?
なんだ?
僕のお昼寝を邪魔する奴は
ミケ
?
?
ミケ
ミケ
?
ユサユサ
ミケ
ミケ
?
?
?
ミケ
ミケ
チョコ
チョコ
チョコ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
チョコ
チョコ
ミケ
ミケ
ミケ
チョコ
チョコ
ミケ
チョコ
チョコ
チョコ
チョコ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
その日の夜
僕は、階段の上の方まで来ていた
チョコの誘いを断った理由…
たしかに、お気に入りの場所だから離れたくない
そんな理由もある
でも
もうひとつの理由もある…
それは僕が
臆病者だからだ
ミケ
ミケ
何度そう思ったことか
でも…
ミケ
ダッ…
逃げ出してしまうんだ…
チョコ
翌日
ミケ
ミケ
ミケ
チョコ
チョコ
ミケ
ミケ
ミケ
チョコ
チョコ
チョコ
ミケ
ミケ
チョコ
チョコ
チョコ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
チョコ
チョコ
チョコ
チョコ
チョコ
ミケ
チョコ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
チョコ
チョコ
チョコ
チョコ
チョコ
ミケ
ミケ
タッタッタッ…
ミケ
ミケ
あれからチョコは
僕を階段の上へと誘って来なくなった
その上
心なしか、話しかけても避けられている気がする
ミケ
ミケ
ミケ
あの切なそうに笑うチョコを思い出す度
僕は胸が苦しいんだ
痛いんだ
切ないんだ
ミケ
そうか
ミケ
僕は
ミケ
愛しているんだ
「チョコを愛している」
そう自覚した日から僕は
君から目が離せなくなっていた
相変わらず君は目すら合わせてくれないけど
それでも僕は君が
好きなんだ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
僕は決めた
君と話せるように
君と目を合わせれるように
君がしてくれたように
次は僕が
勇気を出す番だ
翌日
僕はチョコを探していた
ミケ
いた
いつものように周りに仲間を連れている
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
話したことも無い子たちをかき分けて話しかける勇気なんて
いつもの僕には、全くなかった
でも
このままずっとチョコと話せない
そう考えると
そんな恥ずかしさが吹き飛ぶほど
辛かった
泣きそうになった
ミケ
勇気を出して
さあ!
ミケ
ミケ
チョコ
スッ…
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
チョコ
チョコ
ミケ
ミケ
久しぶりに見た君の目は
前よりも活気が無いように感じた
チョコ
チョコ
チョコ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
チョコ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
チョコ
チョコ
ミケ
ミケ
チョコ
チョコ
ミケ
ミケ
チョコ
ミケ
ミケ
ミケ
チョコ
チョコ
チョコ
ミケ
ミケ
チョコ
ミケ
チョコ
ミケ
チョコ
ミケ
チョコ
僕は今
階段の1番上の手前にいる
チョコ
チョコ
ミケ
ミケ
僕はチョコに協力してもらい
階段の上を登りきろうと思っていた
ミケ
チョコ
1本踏み出そうとしても
足が震えて動かない…
ミケ
あれはちょうど
4年くらい前の出来事だった
やっと、僕が歩き回れるようになった歳になって
色々な場所を冒険していたときだった
僕は階段の上へ軽やかに登っていっていた
あと少しで頂上
そんなところで僕は異変に気づいた
人間が倒れていたんだ
頭から血を出し
呻き、喘ぎながら
必死に
必死に助けを求めていた
その上からは
男の人たちの怒鳴り声
そんな異様な光景に僕は
足が竦んで、何も出来なかった
それからだ
僕が階段の上へ行けなくなったのは
チョコ
チョコ
ミケ
ミケ
ミケ
チョコ
チョコ
チョコ
チョコ
チョコ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
ミケ
チョコ
なんて眩しい笑顔なんだ
そんな顔されるともう
やるしかないだろ
チョコ
ポンッ
チョコ
頑張って
ミケ
ミケ
ダッ…
ミケ
チョコ
ミケ
チョコ
ミケ
言葉が出なかった
僕の恐れていた場所は
見たことの無いほどの
美しい景色だった
僕の想像していた場所とは全く違う
「生きていてよかった」
本当にそう言えるほど美しく
綺麗で
とても一言では言えないほどの絶景だった
僕の目線の先にあったのは
色とりどりの蝶が舞う
色とりどりなお花畑だった
僕は遊んだ
足が動かなくなるほど走った
何も持てなくなるほど手を振った
声がかれるほど叫んだ
そんな僕をチョコは
ずっと見守ってくれていた
僕の大好きなチョコ
僕は
君と居れば
何にでもなれる気がするんだ
僕に勇気を教えてくれた
仲間の大切さを教えてくれた
そして
初めての「愛」を教えてくれた
感謝してもしきれない
ミケ
ミケ
チョコ
チョコ
ミケ
チョコ
ミケ
チョコ
チョコ
ミケ
ミケ
チョコ
ミケ
チョコ
ミケ
チョコ
あははははっ
ミケ
僕の大切な君
きっと僕は
君以外を一生愛さないだろう
これからもずっと
ミケ
僕の呟きは
夜の空に吸い込まれ
消えていった…
君のおかげで僕は
完
ここまで読んでくださり
ありがとうございます!
今回は、ユラさんの
「ユラレコンテスト」に参加させて頂きました!!
期限を少し過ぎてしまいましたが…(滝汗)
今回は久しぶりにコメディー以外を書いた気がする…
あとね、この作品
私が小6の頃に書いた作品をリメイクしたものなんだよねw
作品を一から作ってる時間がなくて…
言い訳をすると
私、先月から今月まで
マ・ジ・で忙しいの
だから、遅れてしまったのです…
ごめんなさいっ!ユラさん!!
てことで、今回は
初のコンテスト参加!
ということでした☆*゚
参加させて頂き
ありがとうございました!!
では
また逢う日まで〜
コメント
2件
わあ〜!ハッピーエンドで良かった!ミケチョコ推せます( 参加ありがとうございました〜♥