地図に記された【記録のノート】の場所へ向かって歩いていくと
悠馬と犬は見覚えのある広場にたどり着いた。
悠馬
広場には、あのとき出会った老人たちが静かに立っていた。
老人は悠馬に近づき、声をかけた。
老人
老人
悠馬
悠馬
悠馬
悠馬
悠馬
悠馬
老人は地図を受け取り、じっと見つめる。
老人
老人
悠馬
その言葉を聞いた住人たちは、静かに動き始めた。
それぞれが家や荷物の中を探し始める。
一人の小さな子供が、ボロボロの日記帳を大事そうに抱えてやってきた。
少年
悠馬
子供は頷き、そっと日記帳を差し出す。
島で暮らしていた人々の名前や、遊んでいる姿の絵が描かれていた。
悠馬
悠馬
最後のページを開くと、そこに
第五の鍵 “記憶の鍵”
が挟まれていた。
悠馬
悠馬
悠馬は子供に感謝を伝えた。子供は少し照れたように笑いながら、犬の頭を撫でた。犬は目を細め、静かに寄り添う。
少年
悠馬は深く頷き、鍵をしまった。地図を広げる
旅はまだ続く。悠馬の足取りには、確かな絆と祈りが込められていた。
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