/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
ぶくぶく(水の中)
意思がとおのいていく
私…
ねお
日向
ねお
日向
かい
日向
かい
無視…
ねお
ねお
日向
かい…どうしたんだろ
変わったな…
ねお
日向
りん
ねお
日向
りん
ねお
りん
日向
日向
ねお
なんで話そらすんだろ…
りん
なんか…クラス全体が…変
かい
日向
ねお
りん
？
あたまがおいつかない
バスに乗るかい
後ろからクラスのみんながおいかけてくる
日向
かい
何も喋らないかい
海が見える崖に着いた
日向
かい
かい
かい
日向
事故？
かい
かい
日向
日向
日向
かい
助からない？
日向
日向
かい
かい
かい
かい
海の匂い
教室にいた時から匂っていた
かい
海の方を指さす
日向
かい
日向
頬に涙が零れる
かい
日向
頷くきみ
私は海へと飛び込んだ
ねお
りん
みんなの声が遠くなっていく
ねお
りん
りん
日向
ねお
日向
かい
修学旅行
ねお
日向
日向
かい
かい
帰りのバス
日向
ねお
ガタガタ
りん
ねお
ドンッ
クラスの子
クラスの子
クラスの子
ぶくぶく(水の中)
日向
かい
私のポッケに何かを入れる
かい
ぶくぶく()
息が…
遠のいていく
助けて…
ピッピッピッピッ
お母さん
目をゆっくり開ける
お父さん
日向
日向
お母さん
涙をぼろぼろながす親
私を抱きしめた
日向
お母さん
日向
お母さん
亡くなった…
そっか…
私がいた場所
あそこは…
かい…
日向
お母さん
ははのてからストラップがでてくる
日向
日向
かいが私のポッケに入れたもの
これだったんだ…
日向
涙が零れる
かすかに海の匂いが残ったストラップ
私はそのストラップを胸にあて
泣いた
それから数年がたった
命日の日
私はいつも事故のあったこの場所に来ている
日向
海の匂いが私を包む
日向
日向
頬に流れる涙をふき
にこっと笑った
日向
今でもずっと
潮風がふく
かい
かいのこえが聞こえた気がした…
私は花をおき
その場を去った
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
