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ソ連とナチの間に何が起こってしまったんだ…?!?!🥺まだ明かされて無い事が多くてめっちゃ続き楽しみです!!💖✨あと投稿頻度めっちゃ早くて嬉しいんですが、頑張りすぎていないか心配です!😢しっかり休んでくださいね!✨💕(上から目線ごめんなさい…!😞)ナチソってあんまり見かけないので悲しいですよね…!😭
なるほどとりあえず絵がうまい天才ってことだな
ぎゃぁぁぁぁぁぁっぁぁっぁ好き!!!!!!!!!
ATTENTION ・この小説に、政治的意図等々は一切ありません。 ・この小説と、実在する国家や人物、出来事には一切の関係もありません。 ・過去の国がメインで出てきます。苦手な方はご留意ください。 ・ショッキング、グロテスクな描写や展開があります。苦手な方はご留意下さい。 ・人によっては、BLと読み取れる描写等があります。苦手な方はご留意下さい。 ・表紙や展開、挿絵は”自作”です。 あまりにも似ているものがあったらご報告願います。無断転載や参考も禁止とさせて頂きます。 ・文才が欠如しております、...(( 先に謝っておきます。ごめんなさい。 ・そして、亀投稿になる可能性と、すぐに完結する可能性が無くもないです。 先に謝っておきます。ごめんなさい。 ・ランキングへの掲載、♡、コメントは大変励みになります。モチベーションの向上にもつながり、投稿頻度も上がるので非常に有難いです! ・どうかご愛読ください(/・ω・)/ ・長々と話をして申し訳ございません。 以上のことが許せて、常識的な方はどうぞ↪
仕方が無かったんだ。
あそこまでする気はなかった。本当に、本当なんだ。信じてくれ。 ただ、アイツを止められれば良かった。
アイツが裏切るから、 ちょっと激しく抵抗してくるから、...ちょっとカッとなってやっちゃっただけだ。
嘘じゃない。
証拠に、俺はアイツが”好き”だから。 だから、俺はアイツを殺したくないし、本当に、あそこまでする気はなかったんだよ。
そうやっていつまであやまちをひきずるの?
ソビエト
ソビエト
自分なりに優しく接するが、 ナチスは相変わらず口を開こうとしない。
ナチスは真っ黒な目で窓の外をぼんやりと眺めている。 窓の方を向いているから窓の外を見ているんだと思うが、 何処を見ているかは、確実には判らない。
ソビエト
ソビエト
微笑んでそう告げるが、 ナチスはそれでも笑わない。 яの方を真っ黒な目で見つめながら、 口をぽかんと開けている。
ソビエト
それだけ伝え、ナチスを抱き上げて移動をする。
彼の身体は細く、中に何も入っていないんじゃないのか、とでも疑うほどに軽い。
...まぁ、今のナチスには”四肢がない”から、 軽いのも当然と言えよう。
家には、まるで音が無いかのように、静寂な空間がもたらされている。 以前までは、家にナチスが入って来たものなら、騒がしいの一言に尽きるほどうるさくて愛らしい時間だったのに、 今は、切なくて..なんともいえないような空間になってしまった。
ナチスを椅子に座らせて、 яも、ナチスの横の椅子に座る。
ソビエト
彼は食事を虚ろに見つめたまま反応をしない。 まぁ、いつもの事だけど。
ソビエト
バターナイフを手に持ち、たっぷりとバターをパンに塗る。 ナチスの分のパンは一口サイズになっている。 ナチスはあまり強く噛めないからだ。 だから、少し脂っこいかもしれないけど、気にせず食べさせてやる。 こうなる前のナチスは日本の天ぷらとか揚げ物が好きそうな素振りをしていたので、満更でもないだろう。
ソビエト
そういうとナチスは小さく口を開けるので、 そこに、フォークで刺したパンを入れる。
ナチスは口を閉じるので、それに合わせてそっとフォークを抜く。
そうすると、ナチスは小さく弱いものであるがきちんと食べ物を噛んで飲み込んでくれる。 まだ少量しか食べられないし、満足ではないが、 前までは点滴を使わなければいけないほどに食事というものが壊滅的だった。 それに比べれば、...今は相当いい状態だろう。
ナチスが噛んでいる間に、яはパンに赤いイチゴジャムを塗って、いただく。 質素で庶民的だが、яにはそれがあっているし(яは労働者に最大限寄り添う)きちんと美味しいので、問題はない。
そうしているうちに、ナチスは先ほどのパンを食べ終わったらしい。 (そのうちにяは二切れのパンを食べ終えたが)
ソビエト
ナチスの反応はないかと思われたが、 少しだけ、右を向いた。 一般の人なら気づかないだろうが、яは見逃さなかった。
ソビエト
オレンジジュースをスプーンで救って口元に持っていく。 すると、ナチスはまた少しだけ口を開けるので、そこに流し込む。
大量の飲み物を飲ませることは無理だが、外出も運動もしないと思うので今のところは大丈夫だと思っている。
それだけ食べ終えたらナチスはそっぽを向いてしまった。 「もういらない」の合図だ。
ソビエト
ソビエト
面白くもないバラエティ番組をつけ、ナチスの座っている椅子をテレビの方に向けさせる。 ニュースは極力見せない様にしている。ショックやらを受けさせないためだ。
そのうちに、яは朝食を急いで平らげて食器を洗う作業に取り掛かる。
いつもなら面倒くさいと思っていたことだが、今はそんなこともう思わないようになった。
キッチンから頻繁にナチスをチラ見するが、 やはり彼はいつもどおり、微動だにしないでただ一点を見つめている。
彼の目には生気がない。
まあ、もうみんなも判り切っていることだし、 ”俺がそうした”んだけど。
彼は一言も喋らない。 彼は抵抗をしない。 彼は承諾もしない。 彼には腕が無い。 彼には足が無い。 彼には救いがない。 彼には光が無い。 彼には未来が無い。
яは毎日、そんな彼の介護をしている。
ソビエト
ソビエト
そんなの元からないんだから。
卍
すると、一瞬だけ、彼が俺の方を向いた。
ソビエト
ソビエト
表面では平然を装っているが、本当はひどく動揺している。 それもそのはずだ。こんなこと、一度も無かった。
”意思”がこんなに感じられる行動を彼が起こしたのは、 とても喜ばしいことだと思う。
でも、俺は騒ぎ立てるわけでもなく、 「なんだよ、それ」と言って、微笑するだけだった。
これが、彼とяの、毎日だ。
これから、何かが始まるのか、 終わるのか。 яには、まだ、見当もつかない。
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主