***
・・・
お母さん
***ー!!
お父さん
***!!どこだ!!
***
んぅ?
***
あ、ここだよー!
お母さん
何処に行ってたの!
お父さん
川に溺れたって聞いたぞ!!
***
え?そうなの?
***
大丈夫だよ!
お母さん
心配したのよ・・・
ぎゅっ
***
あはは、ごめん。
お母さん
さ、帰りましょう。
お父さん
お、じゃあなんか食べるか。
***
やったー!!
この時私は、
3歳だったと思う。
ある、雨が強い日。
お母さん
ハァハァ・・・
お父さん
無理しないでくれ・・・
急ぐのはわかる。
急ぐのはわかる。
お母さん
だって・・・だって!!
お母さん
***が・・・
お母さん
息をしてないのよ・・・
お父さん
・・・
この時、私は
死んでいた。
ある、病だ。
「フラワー病」 と言う、特殊な病気。
青色で、青空みたいで、 何か言いたげに揺れている花。
その花には、
毒がある。
大人はかかる事はまず無い。 でも、体が発達してない子供は、
【助からない】
お父さん
先生!!
その花は危険なので 全て無くなった。いや、 「燃やした」の方が合うのだろう。
医者
!!!
どうしたんですか!!
どうしたんですか!!
でも、掠れた記憶の中では 触り、手違いで飲んでしまった。
お母さん
娘が・・・***が・・・
今では、馬鹿だなと思い返す。
お父さん
早く・・・
助けてやってください・・・。
助けてやってください・・・。
でも、その前に 何が言われた様な、 そんな気がする。
???
___________________
結局、私は助からなかった。
お母さん
うっ・・・ううっ・・・
お父さん
あぁ・・・・ああっ・・・
医者
・・・っ!!
皆が泣いても
私が起きるわけない。
でも
なんで、自分は死んでるのに こんな記憶があるの?