撫子
私、どうしたらいいの~
菖蒲
思い切って、言えば、良いじゃん
菖蒲
だって、撫子と家の方向一緒でしょ~
菖蒲
チャンスじゃん!!
撫子
でも私、いざ、言おうと思うと、
撫子
頭が真っ白になって
撫子
何言うのか
撫子
分からなくなるんだもん
撫子
そんな私なんかじゃ、ダメだよ…
先生
お前らー とっとと、帰れー
菖蒲
あ、先生さよならー
先生
さよならー気を付けて帰れよー
撫子
さよならー
帰宅途中
撫子は、とある店が目に入った
撫子
何?こんな店あったっけ?
撫子
『BEST SHOP』ベストショップ 【あなたに、ぴったりのものが、見つかります。】
撫子
だって
撫子
・・・私も、見つかるかな?
カランカラン 撫子は店に入ってみた
店主
いらっしゃい。
まあ!こんな可愛くて若い娘が、来るとは、珍しいねぇ
まあ!こんな可愛くて若い娘が、来るとは、珍しいねぇ
店主
おまえさん、なにを探しに、来たんだい?
撫子
えっ?
撫子
別に・・・
店主
おまえさん、思いを寄せている人がいるな?
撫子
・・・!?えっ!いやっ、そんなわけ!
店主
いいや、ここに来る人間は、ちょっとばかし、変わっているからな!
店主
おまえさんに、これをやろう。
店主
【イアクリノス】だ。
店主
これを飲めば、たちまち、彼の理想の人間になることができる。
撫子
理想の?
店主
ああ。彼のことを考えて、飲むんだ。
店主
ただし!!
店主
飲んだあとに、元の自分に戻ることは、できない。
店主
それを、覚えておくんだな。
撫子
イアクリノス・・・
店主
さあ、とっとと帰りな
撫子の家で
撫子
理想の人間に・・・
撫子
どうしよう・・・