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人間界、 日菜は木の幹の穴を見つめていた。
日菜
見えたのは二つの影、 トトとララだった。
日菜
ララ
ララはつられて元気よく挨拶したが、 日菜が待っていたことに驚いた。
日菜
双子が妖精界にいた時間はおよそ三時間。
人間界の時間軸で考えれば三分である。
ララ
時間のことをすっかり忘れていたララは、 舌を出して可愛く誤魔化した。
日菜
気まずいのか何も話さないトト。
ララ
ララがトトの背中を押す。
トト
日菜
ララはその光景を微笑ましく見ていた。
ララ
三人はまた仲良く、 家へと帰った。
翌日の放課後、 いつものように三人で妖精界へと向かう。
ララ
日菜
トト
人間界への入り口を集合場所として、 三人は解散した。
トトとララは城を訪れていた。
トト
生け捕りにした怪物のおかげで、 解析は進んでいた。
女王
トト
ララ
女王
トト
ララ
トト
ララ
トト
ララ
トト
ララ
今にも泣きそうなララを見て、 女王が口を開いた。
女王
ララ
ララはついに泣き出してしまった。
トト
ララ
トト
トトが静かに部屋を出る。
ララは女王に抱き寄せられ、 胸の中で泣き続けるのだった。
トト
トトは覚悟を決めて森に入った。
トト
トトは『ある者』を探しに歩き出した。
そして突然、 後ろから『ある者』が声をかける。
「今度は何の用でここに?」
トト
トトが後ろを振り向くと、 そこにはあの時のドッペルゲンガーが立っていた。
ドッペルゲンガー
トト
ドッペルゲンガー
トト
ドッペルゲンガー
トト
偽物の案内を頼りに、 トトは森を歩き始めた。
前回と同じように、 後ろから方向を示す偽物は、 影のようにぴったりとトトにくっついていた。
トト
ドッペルゲンガー
トト
ドッペルゲンガー
偽物が指を差した方向には、 ツタのカーテンが張られていた。
そのツタには棘が付いており、 触れないようになっている。
トト
ドッペルゲンガー
トト
ドッペルゲンガー
偽物はそう言って姿を消した。
カーテンの前に一人立ち尽くすトト。
トト
トトは大きく息を吸い、 大声を張り上げた。
トト
「うるさい!」
中から怒鳴り声が返ってきた。
そしてカーテンが勢いよく開く。
出てきたのは黒いとんがり帽子に、 黒いローブの若い女だった。
魔女
トト
魔女
ドッペルゲンガー
魔女
トト
魔女
トト
魔女
じゃあどうすればいいんだ、 と沸々と怒りを感じているトト。
この魔女に罪はないが、 派手に倒して強行突破しようと考えていた。
その時だった。
「そこを退きなさい」
魔女
若い魔女は怯えながら、 すぐにその場から離れる。
老魔女
トト
老魔女
トト
老魔女
トトは途中から、 呆れ顔で話を聞いていた。
「用事は済んだ?」
トトの後ろから声をかけたのは、 ドッペルゲンガーだった。
トト
ドッペルゲンガー
トトは軽く咳き込み、 体が蝕まれていることを実感した。
老魔女
魔女が去っていくとともに、 素早くカーテンが閉まった。
トト
ドッペルゲンガー
偽物は雑に帰り道を指差した。
トトは咳をしながら、 その道を歩き出す。
ドッペルゲンガー
トト
にこやかに手を振る偽物をあしらい、 足早に森の出口を目指す。
トト
視界が徐々にぼやけていく。
遠くの方に小さな光が見え、 必死に歩き続ける。
意識はほとんどなく、 倒れるように光に飛び込んだ。
トト
もう体は一ミリも動かない。
微かに誰かの声がトトの耳に届く。
「……ちゃん、だい……ぶ?」
そのままトトの意識は途切れた。