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桜庭
嘘だろ？
桜庭
なんで圏外なんだよ…
桜庭
ここ病院だぞ？
圏外
この2文字だけで簡単に俺の頭は 混乱してしまった
桜庭
でも…
桜庭
緊急事態だ…事務所へ戻ろう…
俺は足早に事務所へと戻った
桜庭
…戻りました…
伊藤
おぉ！桜庭君！
伊藤
…ってそれは…血か！？
桜庭
…え？
言われて初めて気がつく 俺の制服には乾いた血が付いていた
桜庭
あぁ…そうです…
桜庭
緊急事態なんです、携帯が圏外で…
桜庭
それから…
伊藤
…なんだ？
桜庭
人が…人が死んでました…
伊藤
なに！？
伊藤さんがそう言うと…
バァン！！
桜庭
っ！？
ここの事務所にはサービスヤードが 見えるとても大きな窓がある
けど今見えているのは…
両手が血で染った職員だった
職員
…！……！
桜庭
…え？
職員
…！！
扉を必死に指さす
だが俺の頭には不安が過ぎる 本当に大丈夫だろうか？
伊藤
待ってろ！今開け…
桜庭
待って下さい！
伊藤
何を待つんだ！
血だらけじゃないか！
血だらけじゃないか！
桜庭
だからおかしいんですよ！
桜庭
なんで血だらけなんですか！
伊藤
そんなこと行ったら君もそうだろ！
そう言われると言い返せなかった
伊藤さんはすぐに扉を開けに行った
職員
ありがとう！
伊藤
一体何があったんだ？
職員
何があった？
職員
何って…そりゃあ…
職員
こういう事だよ
伊藤
ぐっ…
桜庭
…え？
気がつくと伊藤さんの腹部から 大量の血が溢れていた
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作品ページ
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