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俺は夢を見ると それが夢だと自覚できるし、いつでも夢から抜け出すことができる
その日 俺は薄暗い無人駅にいる夢を見た
俺
しばらくして、やる気のない声で
アナウンス
アナウンス
俺
待っていると 猿の顔の絵が書いてある遊園地にありそうな電車がやってきた
俺
中には 顔色の悪い男女が数人座っていた
俺
怖い体験をしてみたくなった
俺
俺
俺は空いていた後ろから3番目の席に座った
電車は進み トンネルの中に入った
アナウンス
俺
男性
俺
俺はびっくりして後ろを振り向いた
一番後ろの席に座っていた男性の周りに小人が集まっていた
よくみると小人は刃物を持って男性の身体を裂き 頭をポンと置いて 人肉の活け造りを作っていた
男性
車内には強烈な匂いと 活け造りにされた男性の叫び声が響いた
女性
俺の後ろに座っていた女性はなんの反応もせずに前だけをじっと見つめていた
俺
アナウンス
また小人が現れて 今度は俺の後ろに座っていた女性の目をえぐり出し始めた
女性
さっきまで静かだった女性は発狂しながら臓器や骨などもえぐり出されていた
あまりの叫び声に鼓膜が破れそうになった
俺
また、やる気のないアナウンスが流れてきた
アナウンス
俺
小人がやってきて 俺を囲み始めた
俺
ひき肉製造機が俺に近づいてくる
俺
製造機の風と音がどんどん大きくなる
俺
俺は夢から覚めた
俺
全身汗だくで目からは涙が溢れていた
それから4年後 またあの夢だ
今度は女性がえぐり出されるところから始まった
アナウンス
俺
また、間一髪で夢から抜け出すことができた
俺
アナウンス
やる気のないアナウンスが聞こえた