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あなたはあの子に恋してる。
あの子もあなたに恋してる。
そして私もあなたに恋してる。
美玖
私、裕太の事が好きです
美玖
付き合ってくれませんか？
裕太
裕太
ありがとう
美玖
！
裕太
でもごめん
裕太
俺すみれが好きなんだ
裕太
美玖にはもっといい人がいるよ
美玖
美玖
ありがとう！
美玖
裕太に告白して良かった
美玖
私、応援してるから！
美玖
（嘘だ）
美玖
（応援なんて...）
美玖
（...出来る訳が無い！）
そんな時裕太が記憶を失くした
それも、彼女となった 「すみれちゃん」だけ
チャンスだと思った
最低だけど
美玖
ねぇ、裕太くん、体調はどう？
裕太
うん、最近いいよ
美玖
よかった！
美玖
これ、ゼリー
裕太
あざす
美玖
（ごめんねすみれちゃん）
美玖
（この気持ちに嘘は付けない）
美玖
（胸が苦しいの）
美玖
私、裕太くんが好きです
美玖
私と付き合ってくださいっ...
裕太
裕太
...え
裕太
うん、いいよ
美玖
...えっ
すみれちゃんへの罪悪感と
恋が叶った嬉しさ
私は恋の誘惑に負けてしまった
裕太
ごめん、もう美玖と一緒にいれない
美玖
...え
その言葉で察したよ
すみれちゃんの事、思い出したんだね
すみれちゃん、裕太君をよろしくね
私じゃダメみたい
きっと裕太くんにはすみれちゃんしか居ないんだよ
だから
だから
美玖
さよなら...裕太くん
さよなら
私の初恋
END
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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