亮平
涼太、照、蓮。
亮平が声を掛けると、神社の奥から2人の青年が現れた。
深澤辰哉
おわ…
なんかどえらいイケメン出てきたけど…?
?
……人間?なんで急に……
うーわ筋肉やば!かっけぇ!
やっぱ妖怪ってすげ〜…!
亮平
とりあえず自己紹介だけしちゃってよ。
?
…わかった
?
えーと…初めまして、蓮です。
向井康二
はじめまして!お面付けてもわかるわ、えらいイケメンや!
蓮
ありがとう。笑
イケメンスマイル眩しっ!目焼けるわ!
蓮
あ、亮さんのことは俺が守るって決めてるので、傷つけたら容赦しないからね
……はい?
5人
……?
彼の強気な宣言に、5人は首を傾げる。
蓮は天狗の一族に生まれた、先天性の妖怪である。
?
蓮のこの面は滅多に取らないけど、素顔は必見だからね笑
そう言いいたずらっ子のように歯を見せる彼は、背中から生えた蜘蛛の足を蠢かせた。
深澤辰哉
はわ…っ!
え、ちょ、は?笑顔めっちゃ可愛くね?
笑顔の可愛い筋肉マンとか超モテんじゃん…まあ俺もモテるけどね!
?
あ、俺は照。「牛鬼(ぎゅうき)」っつう妖怪だよ。
他の2人よりも派手な髪色の照は後天性の妖怪。
照は亮平と同じ元人間だが、人間の頃の記憶はほとんどない。
照
「牛」に「鬼」って書いて牛鬼っていうけど、俺は普段蜘蛛の姿をしてて……
照
うーん、見せた方が早いかな〜…
ポン、という音と共に辺りは煙に包まれ、3〜4mほどにも渡る大きな蜘蛛が出てきた。
照
こんな感じ。
深澤辰哉
い……っ、
でっけぇ蜘蛛…!照さんじゃなかったら俺泡吹いて倒れてたわ!
佐久間大介
かっけぇ!
照
あっは、格好良いなんて初めて言われたんだけど笑
ラウール
でもっ、本当に格好良いですよ!
照
まじ?ありがと笑
照
嬉しいけどこっちの姿過ごしづらいから戻るわ笑
佐久間大介
あ、俺らも自己紹介しないとだよね!
佐久間大介
俺、佐久間大介でやんやんす!
向井康二
向井康二やで!
ラウール
ラウールです!
渡辺翔太
渡辺翔太
深澤辰哉
深澤辰哉でーす!
蓮
ちょ、これ記憶力試されるな…笑
照
俺むりかも笑
向井康二
ちょっとずつでええで!
佐久間大介
てか、亮平!
亮平
ん?どした?
佐久間大介
さっき2人呼んだときさぁ、もう1人名前呼んでなかった?
亮平
あー、笑
亮平
呼んでたね、笑
蓮
涼くん?
亮平
そーね。
照
涼ちゃん、やっぱ来たくないってよ
亮平
やっぱそうなるかぁ、笑
深澤辰哉
ちょっと待って!ストーップ!
俺ら着いていけてないから!
渡辺翔太
涼太って誰?
深澤辰哉
これで全員じゃないの?
亮平
違う違う、笑
蓮
本来なら「涼太くん」っていう玉藻前…九尾の狐も居るんだけど…
照
涼ちゃん、色々あって人間が苦手なんだ。
向井康二
そうなんや…
ラウール
仕方ないよ、苦手なものは俺らにもあるし…笑
「涼太」は玉藻前。先天性の妖怪である。
亮平
ごめんね、ありがと。
蓮
来れそうだったら涼さんも呼んでみるね。
渡辺翔太
ありがと。
向井康二
えっ!しょっぴーが自分以外のことを気にしとる…!?
渡辺翔太
んだよ。
佐久間大介
おいおい嘘だろ!?あの翔太が………!?
渡辺翔太
うるせーな、別にいいだろ笑
照
すっげぇ仲良いじゃん笑
ラウール
そりゃあ、幼馴染ですから!
向井康二
小学からやで!
蓮
え、今は何?高校生?
深澤辰哉
高校生だよ!
俺らまだピッチピチの17歳だからね!
亮平
じゃあ、随分長いこと一緒に居るってことだよね
佐久間大介
そうなんだよー!
蓮
いや、俺らが言うのもなんだけどね笑
照
確かに笑
妖怪って怖いイメージだったけど、優しい人達っぽくて良かった〜、わら
亮平
そうだ。君らさ、中入る?今日はもう帰った方いいかな
向井康二
俺らはどっちでもええで!
渡辺翔太
…どうせ寮だし
佐久間大介
俺、まだ亮平達と話したい!
亮平
そっか!じゃあ_
その時。神社の奥からカサ、と木の葉の潰れる音がした。
何!?お化け!?
いや今話してんのがお化けか!
蓮
あ!
?
………
?
亮平。






