TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

訪問者

一覧ページ

「訪問者」のメインビジュアル

訪問者

1 - 訪問者

2019年07月22日

シェアするシェアする
報告する

俺は友人の田中を事故で亡くした。 それを忘れないために、今まで付けたこともない日記を SNSのグループを使って付けることにした。

7/1(月)

テスト

今日からここに日記をつける。
理由1.日付を自動でつけてくれること
理由2.手軽に見返せて、思い出せる事。

今日の記録
今日は人生の中で忘れてはならない大事な出来事があった。
友人の田中を目の前で、轢き逃げで亡くした。
彼の冥福を祈る。

7/2(火)

今日の記録

この調子で、俺はこのグループに日記をつけていた。

当然グループには俺一人。 ところが・・・

8/5(月)

なんで?

え、誰?

本当に誰か分からなかった。

俺はこのSNSでフォロワーとフォローを殆どしていなかった。

悪戯だとしてもすぐわかる。 だが奴はそのどちらでも無かった。

フォローもしてないしフォロワーでもない。

あんた本当に誰だ、というかどうやってこのグループに入れたんだ?

なんで?

いや、それはこっちのセリフだよ。

なんで?

文章ちゃんと呼んでくれないかな。

なんで?

奴との会話は全く要領を得なかった。 何を聞いても「なんで?」で返してくるからだ。

結局俺は奴をブロックした。

それから暫くは何も無かったのだが・・・

某日・・・

ピンポーン

何だ?もう夜中だってのに・・・

不気味だし居留守しよ・・・

なんで?

これ・・・SNSのあいつなのか?

家がバレた?! 気持ち悪い・・・でも俺は警察も呼べないし・・・

なんで?

なんで?

え、あ・・・?

この声って・・・

そんなはずは無い。 だってあいつは・・・

なんで?

嘘だ、幻聴だ、こんなの

なんで?

やめろ

なんで俺を・・・

やめてくれ!!田中!!

田中

なんで俺を轢いて逃げた?

この作品はいかがでしたか?

0

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚