テラーノベル
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商店街の文房具店は、雨のせいでいつもより薄暗かった。
ユイ
隣に立つユイが、悟りを開いたような顔で言う。
俺
ユイ
俺
俺は目当てのシャーペンを探して、棚を眺めていた。
ユイ
俺
ユイ
俺
ユイは迷いのない手つきで、棚から一本のペンを抜き出した。
ユイ
ユイ
俺
ユイ
俺
ユイ
店主のおばあちゃんが、カウンターから柔らかい声をかけてきた。
文房具屋さん
俺
紙の上を、ペン先が滑る。
さらさら。
俺
ユイ
ユイは腕を組み、満足そうにうなずいた。
ユイ
俺
ユイ
俺
ユイ
ふと外を見ると、雨脚が少し強くなっていた。
会計を済ませて店を出ると、湿ったアスファルトの匂いが鼻をつく。
ユイ
俺
ユイ
少しだけ、雨音に混ざる声が低くなった。
俺
ユイ
俺
ユイ
ユイはランドセルの肩ベルトをぐっと掴んだ。
ユイ
雨の商店街は、いつもより静かだった。
さっき試し書きした、さらりと書きやすい感触がまだ手に残っている。
俺
ユイ
俺
ユイ
そう言って、ユイは水たまりを避けるように軽やかに歩き出した。
俺
お店の庇に響く雨音が、今日は少しだけ、やさしく聞こえた。
コメント
2件
♡150達成ありがとうございました✨
♡100ありがとうございます✨