TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

※ワンクッション

その日の夜。

rbr

ふぅ…取り敢えず一段落ついたな。

rbr

ゲホッケホッ、なんや、風邪か?

rbr

ゲホッゴホッ、

ポトッ、からん。

rbr

なんや?これ。

口から出たそれは淡い紫色の金平糖だった。

rbr

なんで咳したら金平糖出てくんねん。謎やなぁ…

rbr

とりあえず捨てとこ。

rbr

ホンマになんなんやこれ…調べてみるか。

『金平糖 口から出る』🔎

嘘糖病(奇病) ・ある一人相手に嘘をつくと、その日の夜に嘘をついた数の 金平糖を吐いてしまう。  その人以外には嘘をついても影響は無い。 ・体内の糖分が金平糖になっているため、 どんどん痩せ細ってしまう。 ・金平糖の色は、誤魔化した感情の色になる。 怒りなら赤、悲しみなら青など色々。 ・その金平糖は他人が食べると甘いが、 本人が食べると物凄くしょっぱい。 発症理由 ・その人に関する何らかの出来事で、 自分に絶望したから。

rbr

…なるほど。嘘をついたから金平糖を吐いたんか。

…自分に絶望、か。

rbr

というかどうやったら治るんや?

さらに読み進める。

治療方法 ・現在では発見されていない。

rbr

わかってないんか…ペ神に聞けば…?

rbr

いや、だめやな。今は医務室にシャオさんがおる。

rbr

…わからん!はぁ、取り敢えず仕事しよ。

翌日

こんこん。

rbr

誰や?

sho

俺。

rbr

シャオロンか、なんのよう?

sho

いや、昨日の夜も今日の朝も
食堂来んかったからどしたんかなとおもって。

rbr

昨日も言ったけど忙しいねん。
なんかしら食ってるから気にせんでええよ。

sho

…そ。

からん。

数日後。

こんこん。

rbr

誰や?

sho

シャオロン。

rbr

…なんのよう?

sho

俺が医務室から出れるようになった日から
一回もロボロの姿見とらん。

rbr

忙しいから出る回数少ないし
たまたま会わんだけちゃうか?

sho

食堂にも来ないやん。

rbr

この間言ったやん。食べ物はちゃんと食っとる。

sho

ちゃんとしたもの食わんと体に悪い。

rbr

ごぼうのあんさんにいわれとうないわ。

sho

ちゃんと寝てるんか?

rbr

寝とるわ。医務室行きは嫌やからな。

sho

…とりあえず今日はええわ。

rbr

…そんな心配せんでもええやろ。なんなん?

からん、からん、からん、からん。

こうして、時々シャオロンが扉の前まで来ては

話すだけの日々が続いた。

辛くて、自傷行為をする日もあった。

話すたびに嘘をついて、

自分を嫌って、

毎夜金平糖を吐き出した。

【完結】[嘘の行方]

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

187

コメント

1

ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚