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最近全然あげてなくてすみません💦

テス勉飽きたんで短いですが続き書きました〜

手抜き感見逃してね

それではどぞ(っ´∀`)っ

暗い深夜の山奥に、俺たちの走る足音と荒い吐息が響く。

菅原さんたちが消え、今度は黒尾さんたちも別行動。

一人、また一人とはぐれていくこの状況に、俺は少し恐怖を感じていた。

日向

なぁ、影山…

影山

あ?

日向

…菅原さんたち、大丈夫かな…

影山

ッ……

大丈夫だ。

そう言いたいのにすぐには答えられず、俺はただひたすら前だけ見て足を動かした。

日向

!!? 影山ッッ!!

影山

え……っ

突如、視界がぐるんと反転した。

何かに足を掴まれ、勢いのまま地面へ叩きつけられる。

影山

う“っ…!

影山

な、なんだ…これ…

直後あちこちで悲鳴が上がり、みんな次々とその何かに絡め取られていく。

とにかく外そうと足を見やると、絡みつくそれは真っ黒な髪の毛だった。

まるで生き物のようにのたうちジワジワと体を覆っていく。

影山

ぅ、あ…ッ

髪の毛が首元まで巻きついた瞬間、俺の視界は真っ黒になった。

金田一

…!…おいこら!影山!!

影山

ッ!? 金田一…?

ボールの音、他校の掛け声、眩しいライト、大勢の人、

そして目の前には、北川第一のメンバー。

影山

なんで…俺…

金田一

ちゃんと話聞けよ!あんな無茶ぶりなトス打てねえんだよ!!!!

怒鳴る金田一と、軽蔑するような目を向けるメンバーたち。

俺のあげたトスは、誰にも打たれることなく床に落ちて静かに転がっていった。

バレー部

もうお前にはついて行かない。

影山

おい、待っ…!

みんなとの間に深い溝ができ、暗い闇に落ちる。

??

あんたは、誰にも必要とされてない。

影山

そんな…俺は、勝つために…ッ

日向

…影山

暗い視界に、オレンジの髪が浮かび上がる。

影山

日向!!

日向

お前のトスは、もういらない。

影山

!!?

月島

残念だね、王様。

山口

影山にはついていけないよ。

みんなが冷たい目をして俺に背を向ける。

手を伸ばせばその姿は完全に闇に溶けて、俺は一人で佇んだ。

再び誰かの声が聞こえる。

??

わかった?あんたは誰にも求められてない、いらない存在。

影山

そん、な…

頭の中に声が木霊する。

必要ジャナイ…

…俺ハ、要ラナイ…

ナンノ役ニモ立タナイ…

…俺ハ……

……

ある一夜の怪奇現象

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