るかざうるす
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るかざうるす
るかざうるす
皆さんは一番古い記憶を覚えていますか?
遊園地で家族で行ったこととか怪我をしたとかだとかおおよそとな感じのことです
僕の一番古い記憶は両親のの喧嘩でした
怒鳴る父親、食器の割れる音、玄関に落ちている包丁
痣を作って部屋の隅で泣いている母親
当時の僕は5歳ぐらいでしたのでかなりお粗末な記憶でしかないのですが
あの時の衝撃は今でも忘れることが出来ません
その後、僕が小学1年生の時に両親は離婚
父親は離婚と同時に住んでいた一軒家を改築
母は小さなアパートを借りて僕と姉と3人で暮らし始めました。(父親は会社で寝泊まり)
そのアパートには時々父親も来てクリスマスパーティーや誕生日会もしました
幼かった僕は何も知らず父親が家にいないことを不思議がっていました。
偽りの夫婦だったとは…。
学年が上がり、僕は小学2年生の時元いたた家の改築が終わって引っ越し、住みはじめました父親と姉の3人で。
詳しいことは聞いていませんが、家裁が金銭面や生活面を理由に父親に親権を与えたのだと僕は推測しています。
それでも母は聞いてきました。
母
おんりー
母
おんりー
だから僕と姉は父親と一緒に暮らしはじめました
かと言って全く母親と会えないわけではなく、週に3、4回は家に来て晩御飯を作ってくれました。
当時の自分の大好物は切り干し大根とひじきでしたw
家に一緒に住まず、夕方になればどこかに帰っていく母親の後を追ったこともありました。
姉と協力して稚拙ながらに団子を作って母親にあげたこともありました。
実は気づいていたかもしれませんが、当時の自分は家族四人一緒で、住まない事が不思議でなりませんでした。
しばらく時が経ち、ある日を境に母親は家に来ないようになりました。
父親が[もう家に来るな]と母親に言ってたらしいです。
少し寂しかったものの、またいつでも会えるだろうといつものように僕は過ごしていました。
それから本当の父子家庭が始まりました
ですがそれもつかの間、母親が僕と姉を引き取りに来ました。 新しい父親とともに←ここ重要
まあ新しい父親、と言っても見ず知らずの人ではなく、何度か会ったことのある人で、
TBLにも連れてって言ってくれたこともありました。
ここでまた家裁の登場らしいです。親権は母親に渡りました。
母親が引き取りに来た時期は小学3年生の2学期で、
時期も時期だったので転校は四年になってからということになり、
マンション(偽父と母親と姉の四人で住み始めた)から小学校に通い始めました。
ちなみに車通学でした
そしてついに転校、環境が変わり戸惑いましたがそれでも友達もでき、すぐに学校に馴染めることができました。
ちなみに自分は小学1年生の頃から半強制的にサッカーを習わされていて、
(やる気ゼロでしたが)転校した学校先でもこれまた反強制的にサッカーを習わさるれました(またまたやる気ゼロ)。
そしてそこで出会ってしまった
一生忘れられない人に、触れることができない人に、
るかざうるす
おらふくんの最初の印象は、自己中。自分のことしか考えなくて、それでいてイラシで嘘つきで…。 正直言って苦手なタイプだった
おらふくんとは小学6年生の時に初めて同じクラスになったけど、その話は後回し。
転校先での初めての給食、自分は泣いた 話が前後して申し訳ないんだけど偽父に、 TDL 連れて行ってもらった帰りに、
車の中で吐いたんだ(当時小学2年生)普通の風邪だったんだけど、
治った後も吐くのが怖くて食事もろくに食べられず、徐々に衰弱していった。
ほら、お腹が空き過ぎたら逆に気持ち悪くなることあるでしょ? それが悪循環してしまったんだ。
お腹空く→気持ち悪くなる→ご飯食べれない→もっとお腹がすく→もっと気持ち悪くなる、って感じ。
まぁ今考えたら親の離婚が原因のストレスなんだろうけど (頭に10円ハゲできたこともあった) 真父親のおかげで無事に何でも食べられるようになった。
でも未だに吐くのは怖くて、ご飯は平均的にみて少食気味。 食事ってみんなにとったら楽しい!!とか幸せ!!なんだろうけど、
俺にとったら、食べなければいけない、っていうものなんだ、こうなったのは義父が原因。
だから絶対に食べなければいけない給食 (担任がお残しは許しません)だったから、 思わず泣いてしまったんだ
そして人生初のモテ期到来 3人くらいに同時期に告白された俺は最初に告白してきた子と付き合うことにした。
まだこの時は自分が同性愛者だなんて思ってなくて、かと言ってその告白してきた女の子が好きということもなかった、 ただ一緒にいたら楽しかっただけ。
そのことは4,5,6年生同じクラスだったけど5年の終わりに自分から振った。 そしてついに6年生。
初めておらふくんと同じクラスになった おらふくんはお調子者だがクラスのムードメーカーで人気者だった。
クラスではおらふくんとは用があったら話すぐらいで、いつも一緒というわけではなかった。
これと言って大したこともなく ちなみに家庭では、義父と母親が時々喧嘩もしていたが割と仲良くやっていた。
しかし姉と自分は義父を受け付けられるわ けがなく、顔を合わすのは土日だけ。会話は連絡事項しかなく、日常生活のことを話すなんて皆無だった。
小,中とも公立(まぁ高校も公立)だったので ほとんどがそのまま地元の中学に入った、 もちろんおらふくんも、自分も。
クラブは内申書のためにテニス部に入部。そしたらまさかのおらふくんもテニス部w
また一緒かよ、って笑ったw 1.2年生の時はバカやったり、 ふざけたり、先生に怒られたり、とにかく楽しかった。
笑わなかった日なんてなかったと思う。 下ネタも友達から学んだ。どの女子がいいだとか、 だけどなんか俺にはしっくりこなかった。
全くって言っていいほど女子の体に興味が湧かなかった。
そしてある日気づいた。
自分は男が好きなんだと 中学という小さな社会の中で、 自分が同性愛者だということが、ばれないかビクビクしながら毎日を想い過ごしていた。
自分は異常なんだ、男が男を好きになるなんておかしい、 女を好きになろう、ならなくちゃいけないんだ!!
だけどそう思えば思う反面、 体育の時間には男の子の体を見てしまい反応してしまうのを必死に抑え、
そして自●をするオカズはやっぱり男×男の動画だった。
自殺も何度も考えた。紐を首に巻いたこともあった。 カッターを手首に押し当てたこともあった
でもやっぱりチキン野郎の自分には自殺する勇気なんてなかった、できなかった。
周りと自分は違う。 その事実は中学生の俺にはとてつもなく重かった。
男友達がタイプの話をする時は適当に流し、どの女子が好きなんだと聞かれても適当に流していた自分のことなんてどうせ誰もわかってくれない。
カミングアウトしたってどうせ引かれるに決まってる…。
こうして周りに無意識に壁を作り ついには人を信用しなくなった
そう思い悩んでいた内に最高学年、中学3年生になった。
一番おらふくんとの思い出がある中学3年生。
おらふくんは根無し草と言うか、友達が多く、一つのグループに属さないで、休み時間にはあちこちのクラスに行くやつで、 最初のうちは教室に入ることがあまりなかった。
自分は自分でクラスに友達?がいたので、おらふくんが教室に入るときはおらふくんと、おらふくんが教室にいない時は友達?と話していた。
で、だんだんみんながクラスに馴染んで、みんな仲良くなってきた頃、
自分とおらふくん、そして四人の女子合計6人のグループができた、6人はいつも一緒にいて、教材の荷物持ちや、学校の外に遊びに行ったり食べに行ったりもして、とにかく仲が良かった。 また男は二人だけなので自分とおらふくんはもっと仲良くなれた。
一緒にいるのが当たり前になった。 そして気づけばいつも側 におらふくんがいた
そしていつの間にか、自分はおらふくんのことが好きになっていた
儚く辛い叶わぬ初恋の始まりだった
ちゃんと言えば好きといっても、当時はそんなに好きでもなく、まだ男を好きになることは異常だと思っていたので、
気になるの少し上のランクの好きだった
中学3年生と言えば高校受験。 自分は平均的な頭だった、おらふくんも同じく平均的だった。中学2年生の時、 おらふくんとテストの合計点を勝負したことがあって、一点差とか同点だったこともあった。
言わば同レベだった
で、まぁ受験校なんだけど自分はブレずに一つの高校だけを考えてて、 逆におらふくんは最後の最後まで悩んでた
で自分はおらふくんに聞いたんだ。
おんりー
おらふくん
※●●高校はおんりーチャンも受けるとこ!
正直言っておらふくんとは高校は離れたかった。
同じ高校に通えることはめっちゃめっちゃ嬉しいことだけど、
おらふくんと同じ高校に行けたらいいなって夢見たこともあったけど、 いざ現実にかえって見ればおらふくんを好きじゃなくならない限り、
ずっと好きでいてしまう。 重複して悪いけど、やっぱり自分は異常だって思ってた。
なんか上手く表せないけど、別々の高校に行きたかったんだ。
時が流れて卒業卒業式の日。 別におらふくんに告白しようと思っていたわけではなく、
自分とおらふくんはもし受かれば同じ高校なんだし、家も近いし会おうと思えばすぐにでも会えるので、寂しくなんてなかった涙も出なかった。
受験日飛ばして、 合格発表の日、自分は合格、 そしておらふくんは…
合格だった。
同じ高校になって驚いて喜んだんだけど、もっと驚いたことがまだあって…
それは高校1年生でまた同じ クラスになれたこと!しかも席前後!!正直運命だと思った
中学3年生の時みたいに仲良くできる!!と思ってたんだ。期待してしまったんだ。
そう期待した自分が馬鹿だった
おらふくんはクラスに馴染めなかった。 いや馴染もうとしなかったんだと思う。
おらふくんはサッカー部に入ってサッカー部員と仲良くしていた。休み時間も昼休みも放課後もいつもサッカー部の元へ行った
自分は悔しかった
いつも一緒にいたおらふくんをサッカー部に取られた気がした。
自分のものじゃないのはわかってたけど 中学3年生のことがあったから余計寂しかったんだ。
そしておらふくんがクラスに馴染まないまま1年が終わった、学年が上がって高校2年生
自分は衝撃の事実を聞いてしまった
…放課後…
ハヤト
※みさきは可愛いと有名
自分はおらふくんも、もしかしたら同性愛者なのではないかと思っていた。
高校1年生の数学の授業中おらふくんは、 お腹が痛かったらしく机に伏せていた。
自分が
おんりー
声をかけると
おらふくん
って言ったんだ
自分はすぐに手握ってあげたけどその意味が分からなくて、おらふくんも同性愛者なんじゃないかと思ってしまった。
だけどやっぱりおらふくんはノーマルだった。
おらふくんが付き合ってると知った日自分は泣きながら帰って、夜におらふくんにメールした。
そのメールも消してしまったけど
おんりー
おらふくん
おんりー
おらふくん
おんりー
おらふくん
という感じのメールだったと思う
次の日自分は学校を休んだおらふくん永久クラスは離れてしまっていたけど おらふくんの顔見たくなかったし、とにかくおらふくんとみさきが一緒にいるところを見たくなかったから。
自分が休んだ次の日おらふくんは自分に会いに自分のクラスまで来てくれた。
2,3言だけ話しておらふくんは自分のクラスに戻っていった。
また家に帰って泣いた それからおらふくんと自分の絡みはほとんどなくなった。
廊下ですれ違えば挨拶する程度。
高校1年生の時のテスト前とかには一緒に帰っていたのに 一緒に帰ることすら無くなった
この頃にはおらふくんが大好きだった。
そしておらふくんの気持ちだけが日々強くなっていき毎日おらふくんだけを考えていた自分と、
毎日が充実していたおらふくんは高校3年生になっていた 結局同じクラスになれたのは高校1年生の時だけだった。
高校生活最後の体育祭ではおらふくんの団は優勝したりしていて、 おらふくんの真剣な顔初めて見た。文化祭でも優秀賞を獲ったりしておらふくんの涙を初めて見た
目にしっかり焼き付けて自分は二度と忘れないと自分に誓った。
おらふくんは早い段階で大学に合格していた、世間的にはEランだと思う。
ここまで来たら自分もおらふくんと同じ大学に行きたかったが、
そこまですればさすがのおらふくんも引くだろうし うざがるだろうと思ったから、別の大学を目指すことにした
自分はこの高校三年間、ずっと悩んでいたことがあった
おらふくんに告白するかどうか
チキン野郎の自分にはものすごく勇気がいるし、
告白すれば告白が成功しない限りもう二度と大好きなおらふくんとは話せない。
でも告白しなければ一生後悔してしまうかもしれない
悩んだ。悩みぬいた。悩み続けた。最後まで悩んだ。
そして自分は決めた
告白しよう!
自分の大学合格が決まり、 もう卒業前のことだった。
卒業式前日、自分は緊張しながらおらふくんにメールをした。
おんりー
おらふくん
おんりー
おらふくん
心が折れた
卒業前に告白したかったができずに そのまま卒業式へ
声すらかけられなかった かけてももらえなかった
よし2回目!!またメールで聞いた。
やっぱりメールより電話の方が良かった…
また断られた。
そして昨日電話して会った
まさに3度目の正直だった。 緊張して体ガクブルだったけど、
チキン野郎の自分にしては上出来だったと思う。
何かが終わり、何かが始まる
自分は新たな一歩を踏み出した。 踏み出せたんだ。
その日、自分はクラスの人たちと朝から遊んでいた。
気が合う人たちばかりだったので楽しくて時間はすぐに過ぎていって
帰る頃にはもう夜の11時だった
友達と別れ、ひとりぼっちで歩いていた時なぜか自分を思えたんだ
今なら告白できる!!と
自分はすぐに行動した
携帯の電話帳を開いておらふくんを見つけてあとは通話ボタンを押すだけ!
っというところまで来て、 やっぱり躊躇してしまった
その後20分ほど葛藤して、 ようやくボタンを押した
おらふくん
おんりー
おらふくん
おんりー
おらふくん
おんりー
おらふくん
通話終了
寒さのせいなのか緊張のせいなのか 分からないけどずっと体は震えていた
自分らしくもなく、自分はおらふくんに伝えることを何も考えていなかった 今思うとかなり不思議だ
そして、少し時間をおいてからおらふくん家の前まで行き、メールをした
おんりー
送信してから20秒くらい経っておらふくんが出てきた久しぶりに見たおらふくんは、かっこよかった
自分はほぼ無言で階段(おらふくんの家の近くに階段がある)まで歩いて行って、
とりあえず座ろう、と言った。
おらふくんは終始、なにー?なんなんー?と言っていて、
今から重い話をするのにおらくんには少し悪い気がしたけど、 自分はやっと重い口を開いて、ようやく言い始めた
おんりー
おらふくんが大好きなこと、中学3年の時から好きな事、 おらふくんと同じ高校にいけて嬉しかった事おらふくんがサッカー部に盗られて寂しかったこと、
おらふくんに彼女ができて悲しかったこと体育祭でおらふくんが真剣な顔をしてたこと、文化祭でおらふくんが嬉し泣きしてたこと、おらふくんと同じ大学に行きたかったこと、
何度もおらふくんを忘れようとしたこと、でもやっぱり忘れられなかったこと…、
途切れ途切れだったけどやっと言えた。 おらふくんは…
おらふくん
おんりー
とか言ってたけど、
その反応を見て自分が泣いてしまったから本気なんだと思ったと思う。
※この時自分が泣いてて おらふくんはびっくりしてます
おらふくん
おんりー
おらふくん
おんりー
おらふくん
おんりー
おんりー
おらふくん
おんりー
おんりー
おらふくん
おんりー
おらふくん
おんりー
おんりー
おらふくん
おんりー
おらふくん
おんりー
おらふくん
おんりー
おらふくん
おんりー
おらふくん
おんりー
おらふくん
おんりー
おらふくん
おんりー
おんりー
おらふくん
おんりー
おらふくん
おんりー
おらふくん
おんりー
ここでおんりーチャン号泣
おらふくん
おんりー
おんりー
おらふくん
おんりー
しばらく無言
おんりー
おらふくん
おんりー
これだけは考えてた最後に絶対抱きしめて欲しかった…。
おらふくん
ちょっと間をおいて 自分から抱きしめられに行った
ぎゅってしてくれた… 強かった…
ここでまた号泣
おんりー
おらふくんは自分をぱっと離して
おらふくん
おらふくんは自分の背中にポンッと触れた
もうおらふくんの顔は見れなかった 最後に見ときたかったけどできなかった
自分は泣きすぎて頷くしかできなかった。 でも後悔すると思ったから、 なんとかして声を絞り出した…。
おらふくん
おんりー
おらふくん
おんりー
おらふくん
おんりー
自分は後ろを振り返らなかった。 なんでかわからないけど、
振り返らなかった。これだけは自分を褒めてやりたい。
階段を下りきった自分はしばらく うずくまって泣いた声を出して泣いた。
5分ぐらいしてようやく家に向かって歩いた
家族みんな寝ててぐしゃぐしゃの顔を 見られずに済んだのが幸いだった。
そしてお風呂の中で、 思う存分声を出して泣いた。
これで自分もようやく前に進める。
るかざうるす
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コメント
38件
す、素敵すぎる…!!
えっ凄.... これが本当に初投稿ですか⁉️ と疑ってしまう💦 フォロー失礼します🙇♀️
BL初投稿でこれは凄い😇 切なくて死んじゃいそうですっ!! 続き…待ってます! 長文お疲れ様でした☺️