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まさか空太くん、何か勘づいた……??さくらちゃんも空太くんの様子がいつもと違うことに気がついたみたいだけど、原因が何かは気づいてなさそうだね……💦 夏休みかー……早いねぇ……文化祭準備大変だと思うけど、バイトや恋と一緒に頑張ってほしいな……!!
空太
間も無くポンと頭を叩いたのは伝票、その持ち主は空太である。
さくら
さくらが伝票を機械で読み込み、ピピ、とそれは音を出した
空太
さくら
空太
さくら
ピ。
さくらが驚いたはずみに何かボタンを押してしまったのか
途端に機械は何かのエラーコードを提示した。
さくら
空太
さくら
空太
出口の近くで待つ4人は何かを察したのか笑いながらこちらを見ている
さくら
声をかけたものの、結衣ちゃんは料理を運ぼうとしていたようで、申し訳なく感じる
結衣ちゃん
佐野さん
先輩はゆったりと出てくるが、今のさくらにとってはそれが脅威にさえ思えた
さくら
佐野さん
言いながら先輩は機械をいじっており、空太はじぃっとさくらを見ていた。
さくら
佐野さん
空太
さくら
なんとなく気まずくて、それきり機械以外は音を出さない
まだ佐野がしゃがんでレジをいじっていたとき、空太は再度口を開いた。
空太
さくら
空太
空太
さくら
さくら
佐野が立ち上がり、これで行けるはず、と言うのでさくらはレジに伝票を読み込み直す
反応したのを見て佐野は立ち去り、空太はそれをチラリと見て、さくらに言った
空太
さくら
空太
空太
空太はお金を払ったあと、それだけ言うと、店を出た
さくらはその言葉を、いつも通りの悪態だとは思わなかった。
さくら
さくら
のあちん
さくらがバイトから上がると、既に佐野はいなかった。
さくらは、会話を聞いていたから佐野が先に帰ったのか
それとも自分が声をかけなければ、そもそも一緒に帰るなんて先輩はしようとも思っていないのか
少しだけ不安を感じながら、外に出た。
さかも
空太
空太はまだ少しだけ、楽しそうではなく見えた。
ソイツはしかし、少し経つと、いつものように笑っていた。
のあちん
さかも
空太
夜、3人が買ってきてくれた近くのコンビニのアイスを食べながら
さくらたちは、自分たちの家へ戻った。
1週間後────
夏休みが始まり、同時に文化祭準備も本格的に始まった。
材料を取りに3人は空き教室に行き、そこではなはドカッと座り込む。
さかも
のあちん
のあちん
望愛がそう言うのとほぼ同時に、はなも似たようなことを言っていた。
そしてさくらは潔く、口を開く。
さくら
のあちん
さかも
さくら
のあちん
さかも
さくら
のあちん
さかも
さかも
のあちん
さくら
さくらは2人の勢いに押され、若干キャパオーバー気味に返事をした。
のあちん
さかも
さくら
のあちん
さかも
のあちん
のあちん
さくら
さかも
のあちん
さかも
のあちん
さくら
のあちん
さくら
さくら
のあちん
さかも
のあちん
さかも
さくら
さかも
さくら
さくら
さくら
さくら
のあちん
さかも
のあちん
さくら
のあちん
のあちん
さくら
さくらがたどたどしく話すのを、2人がわあわあ騒いで楽しそうに聞いている
さくら
さくらは変な、歯痒いような気持ちになりながら、2人と教室を出た。
そのとき一瞬、後ろで望愛があっと声を上げて、はなの肩に腕を置いた。
のあちん
さかも
さくら
ウンウンと2人は渋い顔で頷き合い、さくらに笑いかけた。
さかも
さくら
さくらはソワソワしており、2人の言う"アイツ"という言葉は、すぐに忘れた。
その日から、文化祭準備中のさくらの2人への相談と、2人の真剣な応援計画は恒例のものとなった。
夏休み。
それは、学校がないのに伴い、金欠学生さくらにとっては───
バイトを増やす時期。つまりは、先輩と会う日も増えるのだ。
さくらはこの夏───恋に、心を燃やした。