少女
みんなが笑って
少女
私を笑って
少女
私を指さして笑っている
少女
私が笑って
少女
私も笑って
少女
私を指さして指さして……
少女
あぁ……
誰にも彼にも愛されていない切れっ端のような女の子がね
どこまでも続く暗闇の中で「助けて欲しい」と叫んだんだってね
こんなに遠くて暗い所へ迷い込んじゃった女の子をね
助けてくれる人なんていないと気づいた時には手遅れなのよ
少女
みんながみんなで私を囲んで
少女
私の周りで笑っているの
少女
誰も助けてはくれはしないのに
少女
じっと見つめては
少女
……
少女
耳を塞いでも聞こえる声がああああああああああぁ
暗闇の中響いて
暗闇を見つめて……
1人……見つめ返してきたのは私。
少女
私を私が私の私が
少女
私が崩れる……
少女
そして私は……
もう耐えられない。 どれだけ考えても笑い声が常にまとわりついてくる 自分が壊れないように自分の世界へ入り浸っていたのに。 1度つまずいたら壊れてしまうほど脆い私。 さようなら