陽太
ん~!!うま~!!
白崎 愛
あ、ごめん。お母さんから電話だ
陽太
分かった…
白崎 愛
うん…分かってる…うん…必ずそうするわ…うん…じゃあね
陽太
何の要件だったんだよ?
白崎 愛
言わないようにしているの。
陽太
ふ~ん
何か隠しているようだったな…
陽太
じゃあさ、出ようよ。他も見てみたいんだよね
白崎 愛
そう…でも、まだ私食べてないし…
陽太
あ、そうか!ごめんな、白崎。
白崎 愛
大丈夫、私少ししか食べないから。
陽太
でも、学校に居た時より…痩せてないか?
白崎 愛
だ、大丈夫よ!でも…ジュースぐらいなら…
陽太
飲んどきな!後、これあげるから
白崎 愛
え…これ、陽太くんが好きなパンじゃ…?
陽太
食べときなよ!
白崎 愛
ありがと…
白崎 愛
今日は…ありがとうね…
陽太
こちらこそ!
白崎 愛
あ…あのね…私…
陽太
…!?
白崎 愛
陽太くんが好きなんだ…
陽太
あ…ありがとう…
白崎 愛
だからね、もっともっと一緒に居たいの……
陽太
お、俺もだよ!
白崎 愛
ありがとう…
陽太
トイレに行きたいんだけどさ…
告白中にこんなこと言う奴最低だけど、どうしても行きたいっ!
白崎 愛
良いわ…案内する
ザッザッ
陽太
ごめんよ
陽太
ふ~!
白崎 愛
(今よ、今じゃなきゃ!)
ガラッ
陽太
ちょ…何するんだ!
白崎 愛
さっき言ったよね…
白崎 愛
『ずっとずっと一緒に居たい』って
陽太
ああ…
白崎 愛
だから…
白崎 愛
こうするの!
陽太
うわあっ!
ぐさっ
白崎 愛
ごめんね…でも、こうするしかなかったの…私は吸血鬼だから…
白崎 愛
でも…良かった
白崎 愛
これで私は生き延びる!