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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

背筋が凍りついた

現在地を示すポイントは

紛れもなくあの丘の中心地点を刺していた

うそ……

加奈子

……

紫織

どうしよう……

みな言葉が出ない

何せ私たちが1度連れ去られたらしい場所だから

その沈黙で何かを感じたのか

麻衣子

………

麻衣子

みんな、大丈夫かしら?

麻衣子

この丘、普段は閉鎖してあるはずなのに……

麻衣子

市の所有地ではあるけれど、

麻衣子

ずっと前から森だし……

私たちは顔を見合わせ

あのことを話すことにした

美空

あの実は………

美空

1度、1日いなくなった日があるじゃないですか

麻衣子

そういえば、

麻衣子

結花は紫織のお家へ泊まったと言うけれど

麻衣子

今でも怪しいのよね……

紫織

あの……

紫織

実は、あれ泊まってないんです

紫織

にわかには信じて貰えないかもしれませんが……

麻衣子

え!どういうこと!?

あの日、私たちは何者かに連れ去られたんです

しかも市バスによく似たバスで

私たちも気づかずに乗ってしまい……

気がついたら変な場所でした

美空

異世界のような空間で

美空

いろんな仲間と出歩いて

美空

中には異世界で命を落とす人までいました

麻衣子

………

困惑しているようだ

それもそうだ

いきなり異世界だなんて跳躍した話をするから

加奈子

でもその人たちは現実では生きてました

加奈子

しかも私たちは異世界に1年居たのにも関わらず

加奈子

現実で過ぎたのは1日だけでした

紫織

そして、あの丘の上に大きな建物の影があり

紫織

市長が以前美空を虐めていた主犯格の父親になったこともあってか

紫織

私たちはその謎の建物に連れ去られたと思ってるんです

麻衣子

……

麻衣子

さっきからどういうこと?

麻衣子

異世界だとか、命だとか…

麻衣子

信じられないわよ……

頭を抱えてうなってしまった

美空

そして、私たちはその施設がなんなのか知ろうとしました

美空

その矢先、この件です

美空

マップを見てもそうですし

美空

中に見える建物の影の施設に

美空

結花は連れ去られたと思うんです

麻衣子

嘘でしょ……

麻衣子

でも、信じないと何も始まらないし……

麻衣子

それにあの土地、管理者もいないみたいでどうなってるのか、

麻衣子

前々から不思議に思っていたのよね…

麻衣子

分かりました

麻衣子

私が付き添うのも可能ですが

麻衣子

市長となると話は別です

麻衣子

結花を救うためならなんだってします

麻衣子

ひとまず状況を整理しましょう

お母さんのまとめの元

状況を把握した

その後もう一度電話と

逆探知を入れたが

もう電源は切られていた

麻衣子

なら……

麻衣子

本当に申し訳ないのだけれど

麻衣子

2つに別れましょう

麻衣子

2人は実際に行って

麻衣子

もしも帰ってこなかったら残りの3人で

麻衣子

防犯カメラがきっとあるでしょうから

麻衣子

電波が届くのか分からないけれど

麻衣子

ビデオ通話をしながらなら

麻衣子

画面の録画と防犯カメラの把握くらいは出来そうね

麻衣子

問題は電波なのだけれど………

そういうとお母さんは棚を漁り出した

麻衣子

あったわ!

麻衣子

うちはお父さんが機械系でね

麻衣子

特別に開発中の機械があったわ

麻衣子

これ、かなり強力な電波で

麻衣子

セキュリティも万全なのだけれど

麻衣子

まだ試作らしいのよ

麻衣子

しかもこれ、旧型で

麻衣子

サイズがもう少し小さくなって開発され続けているらしいの

麻衣子

だから勿体ないからいつもこれを使っているのよ

麻衣子

電波も強いし

麻衣子

これを繋げられたら大丈夫かしら

美空

ありがとうございます!

す、すご……

加奈子

後はこれをみんな各自のスマホに繋いで……

麻衣子

待ってちょうだい、

麻衣子

まだあるわよ

麻衣子

しっかり道具も持ってこないとね

麻衣子

しっかり娘を助けるには

麻衣子

作戦も必要よ

心強いお母さんが

結花を助けるために

動き出した―

花咲く街を、僕らは共に

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