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俺の背中には 呪いがかけられている
一生消えない 拭えない
恨みのこもった、呪い
そう名前を呼ばれ 俺は顔を上げる
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クソみたいな名前を 呼ばれると、決まって俺は こう口にする
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と
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そう言って俺は振り返り 歩き出す
道を歩くと、ふと背中に 衝撃が走る
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今日は、いつもより酷い。
俺は駆け足で自宅へと戻る。
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汚い声を出しながら また今日も血を吐く。
だが、今日は酷い
まるで収まる気がしない。
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段々と息が出来なくなる。
視界が暗くなる。
大丈夫、また、寝るだけだ。きっと
血は、いつもより紅く染まる
そんな事を思いながら また気絶して、眠る。
頭が痛い。クラクラする。
昨日は、血を出しすぎたようだ。
俺が気絶してる間も 血は少しずつ出ていたらしい。
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声は聞こえない。 聞けないんだ。
少し肩を揺すられて、初めて 自分の事について何か 言われていたのかと気づく。
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背を向けると、アイツはこう言う。
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サラッとソレを受け流して、歩く。
今日も俺は“殺し屋”として 仕事を行う。