愛実(あみ)
私が小学6年生の頃。
愛実(あみ)
その日は修学旅行だった。
愛実(あみ)
北海道に行った。
愛実(あみ)
北海道のとある。
愛実(あみ)
ロープウェイに
乗っていた。
乗っていた。
愛実(あみ)
もちろん、先生も、
生徒も乗っている。
生徒も乗っている。
愛実(あみ)
私は外の景色を
眺めていた。
眺めていた。
愛実(あみ)
すると。
愛実(あみ)
突然だった。
愛実(あみ)
男性が醜い顔で。
愛実(あみ)
一瞬、窓の外に
張り付いていたのだ。
張り付いていたのだ。
愛実(あみ)
普通生きている
人だと、貼付けない。
人だと、貼付けない。
愛実(あみ)
下へ落ちてしまう。
愛実(あみ)
生きてる人ではない。
愛実(あみ)
死んで。幽霊に
なった人だ。
なった人だ。
愛実(あみ)
と、確信した。
愛実(あみ)
それにしても、あの醜い顔。
愛実(あみ)
怨念のように、
感じた。
感じた。