木製の青い宝石箱には金色の 装飾が施されていた。
アリスはその美しさに心を奪われた。
アリス
アリス
アリスはジュエリーボックスの その中身を想像してみる。
アリス
アリス
アリス
呟きながらそっと宝石箱に近ずいた。 蓋にもキラキラした 宝石が散りばめられている。
アリス
アリス
誰かのものであった場合もあるので 一応声掛けをしておく。
アリス
意を決して触ってみる。 宝石箱はひんやりしているが 特段変わった様子は無い。
アリス
アリス
開いてみると 中には真鍮でできた “道具”のようなものが
収まるように入っていた。
アリス
アリス
真鍮製の道具の中身はハンマーのようなものやネジのようなものまである。 明らかに何かを作るための道具だ。
アリス
わくわくして、その宝石に手を触れた ーその瞬間ー
アリス
赤い宝石はすぐさま炎に代わり、階段を転がっていった。
それはまるで流星のようだった。
アリス
アリス
アリス
アリスの知る限り、世界で魔法を発動する石なんて一つしかなかった。
アリス
アリス
シーンと地下室がアリスの声を 吸収していった。
アリス
アリス
それはアリスの考えでは及ばなかった。
少女はまだ何も知らない。
アリス
アリス
アリス
アリスは青い宝石箱を嬉々として 服の中に隠した。
アリス
触るだけという言葉を前言撤回して、アリスは大いに喜んだ。
アリスはその日、精一杯、神様に感謝した。
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