リナリア

おはようと言ったら、みんな笑顔で返してくれる。

他の人にとっては、当たり前かもしれない。

でも、私にとっては奇跡みたいなもの。

私は昔から、友達を作るのが苦手だった。

私を変えてくれたのは、高校で最初にできた友達の竜星

私と竜星が友達になったのは、2年前

時が止まったと思った＿＿＿＿＿＿＿

この日、私はひとりぼっちになった。

違う、違うの、、

私はただ友達が欲しいだけで､､､､

気分が悪い、泣

口元を抑えないと戻してしまいそうだった。

お願い、、もう誰も私を見つけないで

お願いだから＿＿＿＿＿＿＿

そう言って、私を持ち上げた

私を抱き抱える彼は、太陽に見えた。

この頃はお互い顔も名前もあまり知らなかった＿＿＿＿＿＿＿

それか竜星だと分かったのは

2年に上がった頃

知り合いほとんどいないや、、

心臓が止まったと思った＿

目の前で微笑んでいるのは、あの時私を救ってくれた太陽だから

彼は私のことを覚えてなかった。

それが私が竜星の名前を初めて知ったときだった

翌日

ピンポーン

バタバタと準備をして急いで家を出る

この人は私の幼なじみの間中結人。

家が近いから、朝は一緒に行く。

結人は顔立ちが良いから、結構目立つ。

昔から、よく勘違いされたりとかあったっけ、、

そういえば、朝急ぎすぎて適当にしてきたんだ､､､､😭

ど、どうしよ

こんなひどい髪で学校になんて行けないよ泣

髪の毛変じゃないかな、、

さっき、結人に駅の前で結んでもらったんだけど、、、

変に思わないかな、、、

気づいてくれたんだ

ちょっと嬉しいかも

みんな優しいな

でも、竜星に気づいてもらえると、なんていうか

心が熱くなる

体育の授業

バスケ上手いんだな、、そういえば竜星って何部だったっけ？