ドラ
ココ
ココは、黒夜とはまるで正反対の冷たい、強い瞳で黒夜を睨む。
ココ
……ハッ、それだけで死ぬ訳ねーだろーが……………
ドラ
ふぅん?
黒夜は、じゃあ、と言葉を続ける。
ドラ
僕がゆきの記憶をココから排除したのになんでゆきのことを覚えてそうなの?
ココは面食らったような顔をするが、すぐ冷静な顔つきに戻る。
ココ
黒夜………いや、、、ドラ、か
ドラ
!?
黒夜……、ドラはやっぱりそうか、と言わんばかりの表情になった。
ドラ
君………あの、ココか
ニヤリ、と笑って
ココ
ふん、そうだよ
と、ココは不気味に笑う。
ココ
アンタ、ドラでしょ?ねぇ、リーダー様だよね?
ドラ
そうだよ
ドラは淡々と話し始める。
ドラ
ココ、君に僕が与えた任務は、ゆきを異世界に連れてくること、だったよね?どうして邪魔するのかなぁ?
ココ
……………
2人とも、全く表情を崩さず会話を続けた。
ココ
ゆきは、異世界に行きたがってなんかなかった
ドラ
それが、何?
ココ
、ゆきは異世界で幸せになれんの?
ココ
ゆきは異世界を望んでない
黒夜はイライラしたような口調で、
ドラ
………………ゆきが居ないと、救えるものも救えない
ドラ
一つのワガママより、大勢の命の方が優先だろ?
困ったようにココは笑う。
ココ
知ってるよ?
ココ
ならさ、ゆきを異世界に連れて行くのならせめて…………
ココ
私を、ゆきの側に居させて
ココの表情は、少し切なげだ。 何もかも諦めた顔。 誰かを守れない辛さが顔に出ている。
ドラ
……………
ドラは暫く黙っていたが、
ドラ
いいよ
一言、それだけ言うとすぐに2人の周りを黒い渦が包んだ。
ドラ
僕ね、ココみたいな諦め方、好きなんだよね
ドラ
だから、、
ドラは今までで1番の不気味な笑みを浮かべた。
ドラ
泣いて
ドラ
足掻いて
ドラ
苦しんで………
ドラ
僕を楽しませて?
2人の姿がほとんど見えなくなる。
ドラ
ココ♡
その声を最後に、何も無くなった。






