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病気を知ったばかりの私は
虚ろな人形のようで、ただ毎日が過ぎていくのを
感じているだけだった____
私はもう、大人になれない__
今を精一杯生きたって、未来は変わらない__
お母さんもこんな気持ちだったのかな、
強くて、優しくて、私の大好きなお母さん
でも、、
お母さんは私に色々なことを教えてくれた__
病気と闘いながら、周りの人まで気を配って
最後まで__
私の大好きなお母さんだった____
明凜
私にもなにかできるかもしれない__
残された余生で自分らしく生きよう____
ちょうど、今の家が改装工事で使えなくなり
私の家は一回アパートに移った
前の学校でうまくいってなかった私は
お父さんにお願いして、なんとか転校することができた。
明凜
都立音駒高校__
制服を見た時、あの人と同じ制服で
少し嬉しかったのを覚えている__
次は〜○○○○〜
研磨
明凜
転校して2週間くらい経ちそうだったから、名前も覚えた
孤爪研磨__
それが彼の名前
学校ではいつも1人の君を見て、
話しかけようか迷っていた__
君は私と似ていたから__
明凜
私はあの後、黒かった髪を元の色に戻した
学校で目立つのが嫌で染めていたから、
久しぶりにありのままでいられる気がした__
研磨
でも、その日彼は様子がおかしかった
いつもはゲームをするか、スマホをいじっているだけだったのに
今日は虚ろな様子で窓の外を眺めている__
次は〜○○○○〜
彼の最寄り駅だ_
私は一つ先の駅__
研磨
彼は降りようとしない
明凜
研磨
気がつくと私は__
彼の驚く顔を尻目に駆け出していた
研磨
研磨
私は大きく息を吸った__
明凜
明凜
明凜
研磨
明凜
明凜
研磨
え??
明凜
転校してきてもう数週間経つのに、、、
明凜
明凜
研磨
明凜
明凜
そうだよ!これから覚えてもらえれば、、、
明凜
研磨
関係あります、、、
私がそうだったから__
明凜
明凜
研磨
最初から宣戦布告みたいになっちゃった、、、
でも、いいや!
これからは明るいキャラで行こう!
そんな前向きのことを考えていた__
明凜
どうやってお昼ごはんに誘おうか、、、
孤爪くんお昼ごはん一緒にどうですか?
孤爪くんとお昼一緒に食べたいな!
孤爪くん!お昼一緒に食べましょ!
明凜
明凜
思い切っていった言葉に彼は
研磨
そう頷いてくれた
とても嬉しかった__
明凜
明凜
研磨
今少し君の顔が緩んだ気がした__
明凜
研磨
明凜
私は落ちついていて、私の話を聞いてくれる
彼のそばにずっといたいと思ってしまった____