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社長

さあ!
人は揃った

社長

今日から試行錯誤して
最恐のお化け屋敷を
作っていくこととする

社員(絵里香)

社長お言葉ですが

社員(絵里香)

3人しかおりませんが

社長

お化け役は
これから募集する

バイト(拓真)

なるほど

社長

そこでだ

社長

若いおふたりに聞きたい

社長

どこかお化けの出る
廃墟とかないか?

バイト(拓真)

それは本物ってことですか?

社長

もちろんだろう

社員(絵里香)

場所もまだってことですか?

社長

その通りだ

社長

まずは場所探しからだろう

社員(絵里香)

拓真くんどこか知ってる?

バイト(拓真)

あーそれなら
噂を聞いたことが

社長

おお!
いいじゃないか

社長

聞かせてくれ

バイト(拓真)

昔々のことです

バイト(拓真)

そこは古い屋敷でした

バイト(拓真)

ある夜屋敷の主が
廊下を歩いていると

バイト(拓真)

背中にスっと
寒さを感じたのだとか

社員(絵里香)

お化けが通ると寒気がするって言うよね

バイト(拓真)

それから主が振り返りましたがもちろん誰もいません

バイト(拓真)

次の日は住み込みで働いていた従業員も同じように廊下で

バイト(拓真)

寒気を感じたのだとか

社長

おお、それで?

バイト(拓真)

あまりの寒気に修理を呼ぶとすきま風が入り込んでいたそうで

社員(絵里香)

なにそれー

バイト(拓真)

ですがすきま風を治しても寒気がするんだそうで

バイト(拓真)

何人かの従業員がそれを感じていました

社長

君の話し方は惹き込まれるな

社長

とてもいいよ

社長

それで?

バイト(拓真)

あまりの出来事にまた修理を呼んだところ

バイト(拓真)

床から思い切り風が吹き込んできてたみたいなんです

社員(絵里香)

それで?

社員(絵里香)

そのすきま風がお化けの仕業とか?

バイト(拓真)

で、ここからがこの屋敷のお化け話なんですけど

社員(絵里香)

ここまでの話意味ないんかい!

社員(絵里香)

ってかただのすきま風の話しなんかい!

社長

まあまあ彼なりの導入だろう

社長

それから?

バイト(拓真)

その屋敷では何人もの人が住み込みで働いていたのですが

バイト(拓真)

ある部屋に泊まるとみんな辞めていくんだそうです

社長

おお、そういう感じいいよ

バイト(拓真)

それが2階の離れの部屋だったそうです

社員(絵里香)

いよいよお化けかな?

バイト(拓真)

その部屋に泊まると1人のはずなのに誰かと話してる声が聞こえると

バイト(拓真)

次の日にはみな辞めていくと

社員(絵里香)

間違いないわ

社員(絵里香)

お化けね

バイト(拓真)

なんでも辞めた人達はなぜかその後行方不明になって

社長

ほうほう
怖いねー

社長

いいよいいよ

バイト(拓真)

見つかった時には

バイト(拓真)

何故かみなすごく裕福になって最高の生活をしているんだとか

社員(絵里香)

え?

社員(絵里香)

神隠しとかじゃなくて?

バイト(拓真)

どうやらそのお化けというのが

バイト(拓真)

人を裕福にするお化けだそうで

バイト(拓真)

賭け事の当たりだとか儲かることを教えてくれるんだとか

社長

・・・

社員(絵里香)

・・・

社長

君を雇って正解だったよ

社長

早速そのお化けに会いに行こう

社員(絵里香)

社長本気ですか

社長

もちろんだ
そんな良い話はない

バイト(拓真)

怖かったですか?

バイト(拓真)

良い感じですかね?

社員(絵里香)

拓真くんほんといいキャラだわ

社長

そもそもどんな感じで出るのかな?

バイト(拓真)

そのお化けが出るのには条件があるみたいです

バイト(拓真)

まずは必ずひとりで泊まること

バイト(拓真)

どうやら人見知りのようです

バイト(拓真)

何かを一生懸命頑張っていること

バイト(拓真)

頑張り屋さんが好きみたいですよ

バイト(拓真)

そしたら夜に隣にいるんだとか

社員(絵里香)

わーお

社員(絵里香)

姿形は?

バイト(拓真)

驚かないでくださいね

バイト(拓真)

こんなんです

社長

おう!
びっくりしたなー

社長

これはなんだ?

バイト(拓真)

このお化けの姿形です

社員(絵里香)

これさ

社員(絵里香)

ケセランパサランじゃない?

社長

おいおい
それはなんだ?

社員(絵里香)

毛玉とか羽毛とか虫だとか言われていますが

社員(絵里香)

正体不明のふわふわしたこういう物体です

社長

なるほどー

バイト(拓真)

これがその屋敷のお化けみたいです

バイト(拓真)

これがお金持ちになる方法を教えてくれるみたいですよ

社長

そいつはすごい

社員(絵里香)

・・・

社員(絵里香)

あのーさっきから真剣に話してますが

社員(絵里香)

最恐のお化け屋敷を作るのでは?

社長

そうだった
そうだった

社長

話が逸れてしまったね

社長

まずはその屋敷に行ってみるか

バイト(拓真)

それがその屋敷はもうすでに壊されてしまったんです

社員(絵里香)

それ先に言わんかい!

社長

なんだと

社長

ではもうお金儲けはできないということか

社長

残念だ

社員(絵里香)

社長
そこじゃないでしょう

バイト(拓真)

ですが、その跡地にマンションが建ちまして

社員(絵里香)

マンション?

社員(絵里香)

まさかだけどその跡地に建ったマンションの

社員(絵里香)

部屋の場所にそのお化けが出るとか

バイト(拓真)

さすが絵里香さんです

バイト(拓真)

その通りです

社長

おお!
ほんとうかね

社長

それで君はそのマンションがどこか知ってるのかい?

バイト(拓真)

はい、知ってます

社員(絵里香)

だから色々と詳しかったのね

社員(絵里香)

というか最初からマンションからの話で良くなかった?

社長

このくらい話を伸ばした方が面白いと思ったんだろう

社長

それで?
そのマンションは今どこに?

バイト(拓真)

都内にあります

社長

ますます興味深い

社員(絵里香)

もうなんか色々とどうでも良くなってきた・・・

社員(絵里香)

まさかだけど拓真くんの部屋だとか言わないでしょうね?

バイト(拓真)

そうなんです

バイト(拓真)

今まさに僕が住んでる部屋なんですよ

社員(絵里香)

最初からそう言わんかい!

社長

じゃあ君は?

社長

儲かる方法を知ってるのかね?

バイト(拓真)

それが僕うさぎ飼ってるからひとりじゃないのと

バイト(拓真)

何か一生懸命頑張ってないみたいで

バイト(拓真)

出てこないんですよねー

社員(絵里香)

ちょ、ちょっと待って

社員(絵里香)

うさぎ飼ってる?

バイト(拓真)

はい、可愛いんですよ

バイト(拓真)

白いうさぎで目が垂れてて

社員(絵里香)

うさぎの話はいいんだけど

社員(絵里香)

もしかして拓真くんそのお化けの姿だけは見たことあるとか?

バイト(拓真)

絵里香さんほんとすごいですね

バイト(拓真)

そうなんですよ、見たことあります

社長

すごいじゃないか
絵里香くん

社長

どうして分かったんだい?

社員(絵里香)

いえ、何となく

社員(絵里香)

それはそのお化けじゃなくて

社員(絵里香)

拓真くんの飼ってるうさぎの毛玉ではないかと

バイト(拓真)

あ・・・

社長

あ・・・

社員(絵里香)

それにその屋敷の昔あった場所と現在の地図を照らし合わせると

社員(絵里香)

拓真くんのマンションとは少しズレます

社員(絵里香)

さらに言えば
その跡地は

社員(絵里香)

社長の自宅です

社長

え?

バイト(拓真)

え?

社員(絵里香)

社長のご自宅って大豪邸ですよね

社員(絵里香)

すでに大金持ちです

バイト(拓真)

噂は本当だったんだ

社員(絵里香)

信じてなかったんかい!

社員(絵里香)

ってか昔昔の話いらんかったわ!

お化け屋敷ができるまで

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